トルコ有償資金協力(円借款)「チョルフ川流域保全事業」完了式典

2021年12月27日

2021年12月13日(月)、有償資金協力(円借款)「チョルフ川流域保全事業(借款契約額42.25億円、借款契約(L/A)調印2011年6月)」の完了式典がエルズルム県で開催されました。

式典には、パクデミルリ農業・森林大臣、カラジャベイ森林総局総裁をはじめ、プロジェクトに尽力した関係組織からのトルコ側関係者約200名のほか、プロジェクトの対象地域であるエルズルム県、バイブルト県、アルトヴィン県から約250名の村住民が参加し、日本側からは、鈴木量博在トルコ日本国特命全権大使、井黒伸宏JICAトルコ事務所長がスピーチを行いました。式典会場では、事業に関する写真パネルの展示、各県の特産品や民族舞踊の紹介が村住民により行われました。

本事業は、トルコ北東部に位置するチョルフ川流域において、住民参加型手法を取り入れた土壌保全、劣化森林の植生回復及び自然災害防止のための事業を支援することにより、流域住民の生計向上を図るものです。事業の効果として、約4万人が居住する同地域の流域の生態系の回復を図りつつ、二酸化炭素吸収源の拡大及び自然災害を防止するという気候変動の悪影響に対する緩和(森林の減少及び劣化に由来する排出の削減)と適応効果が期待されています。

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