「アティアク−ニムレ間道路改修計画」の起工式開催

2013年8月21日

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式典風景(ムセベニ大統領と星JICA事務所長)

ウガンダ国北部地域は、20年以上に及ぶ武力紛争の影響を受け、国内避難民を大量に生みました。ウガンダ国政府は2007年に「北部和平・復興・開発計画(Peace, Recovery and Development Plan for Northern Uganda:PRDP)」を発表し、その後政府及びドナーによる復興支援も始まっていますが、基幹インフラである道路状況は特に劣悪であり、復興支援活動や国内避難民の帰還先での社会経済活動の阻害要因にもなっています。

2010年、JICAは「アティアク−ニムレ間道路改修事業(ウガンダ国道路公社向け、限度額33.95億円)」の円借款契約(L/A)に調印しました。同事業は、同国北部地域に位置するアティアク村から南スーダン国との国境にあるニムレ町に至る既存道路約36キロメートルの改修を行うものです。本事業対象地域の主要経済活動が農業であることも踏まえ、帰還及び定住が促進され、地域住民の生産及び経済活動が活発化するのに伴い、首都カンパラを中心とする国内及び近隣国との物流が円滑に行われることは、当該地域の安定ひいてはウガンダ全体の平和に寄与する意義の高い事業と言えます。また、輸送物資の大半をウガンダからのルートに依存する南スーダンにとって、円滑な輸送ルートを確保するという点においても重要であり、近隣国との経済統合推進と経済活性化が期待されます。

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大統領スピーチ(「Arigato!」と謝辞を述べられました。)

2013年8月21日、アティアク−ニムレ間道路改修事業、アティアク村において起工式が開催され、ムセベニ大統領、ビアンダラ公共事業大臣をはじめ多くの関係者が式典に参列しました。同式典においてムセベニ大統領は、ウガンダの経済発展にとって運輸交通インフラの重要性を強調するとともに、日本の本事業に対する協力へ「Arigatou!」と日本語で謝辞を述べられました。

なお、我が国は、本事業以外にもケニアのモンバサ港からウガンダの首都カンパラへと続く北部回廊上において、ナイル川を渡河するナイル架橋建設事業を円借款事業として支援しています。これらの協力が、ウガンダと近隣国との貿易活動、及び地域統合の促進へ寄与することが期待されます。

以上