ホーチミン市都市鉄道建設事業。現在、一路線は日本の政府開発援助(ODA)の円借款でまかなわれ、すでにその工事は始まっています。 机上では予想もできない大規模なプロジェクト。今回、そのプロジェクトを手がけるコンサルタント総括の増沢さんにお話をうかがいました。
JICA草の根の「ハロン湾における海上輸送を基盤とする廃棄物循環システム構築事業」において、マングローブ植林活動はハロン湾の環境の持続的な発展のための肯定的な結果をもたらした。
ハノイ工業大学(HaUI)は、総合的な工業分野における公立学校である。大学は、理想的な学習・練習環境を有しており、一流の研究や開発および技術移転センターも有する。同時に、HaUIは、日本の基準において産業界のニューズに合わせた職業カリキュラムを提供できる少数の職業訓練機関の一つである。特に、国際協力機構(JICA)と協力して実施したプロジェクトの成果で、政府機関や職業訓練機関から高い評価を得ている。
交通事故を減らし、交通事故による人的損失を最小限に抑えることを目的としたベトナム北部国道交通安全強化事業は、交通事故制御のパイロットモデルとして運輸省によって評価されている。特に、本事業は、交通安全規則を遵守する上で人々の意識を向上させることに成功しており、幾つかの道路では、交通事故の数は、過去に比べて最大80%も削減されており、当初期待されていた成果が得られているものと考える。
5月19日、アンザン省労働傷病兵社会局社会福祉児童保護センターは人身取引対策ホットライン、1800 8077による電話相談を開始する。このホットラインは国際協力機構(JICA)の「人身取引対策ホットラインにかかる体制整備プロジェクト」の資金及び技術支援を受け設置されたもの。
障害児たちにとって、美術は効果的な精神治療法とされている。また、美術は子供たちの将来の就業機会ともなりえる。そのため、ベトナムにおける国際協力機構(JICA)では、これらの子供たちに絵を教えるボランティアを養護学校に派遣した。
日本、そして世界の炭鉱安全の一流専門家でいるけれど、井清武弘博士はボランティアに応募して、ベトナムでの炭鉱事故を減らすことを支援している。「1円の給料を貰う日本の専門家を博士に言いつけている」とベトナム炭鉱ガス安全管理センターの副所長のPham Xuan Thanh氏が語った。
井清武弘博士が訪ねた40ヵ国の中で、母国の日本に次ぎ、ベトナムは一番付き合いの長い国である。10年間もベトナムに居て、今は殆どのベトナム料理を食べていたし、ベトナムの旧正月を何回も迎えた。
はじめは自身を取り巻く環境に慣れなかった日本人ボランティアの青年が、今やこの中部高原の離れた村での生活を楽しみ、充実感をも見出し始めている。
ハノイを出発するSE1列車とSE2列車は「日越友好列車」とよばれているが、それが来る5月8日、日本政府の援助によって改善、改修された63もの橋を通過する。
ここで言及すべき点は、これが20年にも及ぶ日本からのODAとともに実施された、数々の重要なインフラ開発プロジェクトのうちの1つであるということだ。
ハノイ市の中心から1Aハイウェイを南方向に沿っていくと、漆で絵をかくハタイ、デューンタイ・コミューン、そしてツォンティンを含む、手工芸品で有名な村々がある。
ここは漆で数々の素晴らしい絵を創作し続ける勤勉な職人を生み出している。
3つの主要な交通が高度に接続しているニャッタン橋、それはニャッタンとノイバイ、乗客ターミナルT2とを結ぶ高速道路である。この橋の建設は社会的経済的発展におおいに貢献することが期待されている。首都を「飛躍」させるのに役立つのだ。
北ゲアン地方で、いわゆる私の故郷でもよく「灌漑施設」とよばれているものは、1930年にフランスによって建てられた。何百年もの間当時から使われた施設はかなり古くなってゆき、今ではラム川からドルオン、イエンタイン、ディンチャウやクィンリュウといった4つの北ゲアンの地域へと水を供給するのも困難な状況になった。
その形ゆえに、今までこのシステムは総土地面積の半分程34,500ヘクタール中19,600ヘクタールしか灌漑することはできなかった。
それゆえ、この地方の灌漑面積を増やすために日本政府は灌漑システム改善に、総額5兆ベトナムドン(VND)の円借款貸付契約に調印したのである。
ディン−イエン−クィン稲作地帯の「渇き」を潤す一助となることが期待されている。
「オレンジ畑の農夫は、家屋の裏で数々の苦労に直面しているというのに、オレンジはその厚い皮を剥いた後も"苦い"味がする」
数年前、ケーサック地方でのオレンジ農家はまだこのような悲しい歌を口ずさんでいた。
しかしJICA発案のプロジェクトのもとでこのオレンジの生産モデルを2年以上実施すると、この歌はほとんど歌われなくなった。
2013年3月22日、国際協力機構(JICA)は総額1,750億2,500万円(計11件)を限度とする円借款貸付契約に調印した。
対ベトナム協力に関するインタビューで、JICAの協力の特徴、持続的成長に向けてベトナムが抱える課題等について築野ベトナム所長が語った。
ハノイ−タイグエン間を結ぶ国道3号線は、交通整備の不足から多くの交通事故が多発している国道の一つである。JICAは円借款による「北部国道交通安全強化事業」を通じて、ベトナム北部の主要な4つの国道において、交通安全に資する施設整備、教育・啓蒙活動並びに交通安全取締りの強化を支援する。
JICAの技術協力「ホアビン省社会経済開発計画策定改善プロジェクト」のもと、ホアビン省の多くの農家達によって、文化センターのための土地や、橋建設の費用や人材が無償で提供された。このような住民参加型の積極的な地域貢献活動は、ホアビン省の農村の外観も確実に変化させている。
地域の特産品を活かした一村一品運動(OVOP)は、大分県で始まり、アジアやアフリカを中心に多くの国で展開されている。ベトナム政府は、農村地域の開発に向けた国家計画の中で、工芸品を通じた地域振興の一環として工芸村の競争力強化を重視しており、JICAもこの取り組みを支援している。
ハノイの中心部から60キロほどに位置するドンラム村は、昔ながらの伝統家屋と景観を残し、5年前には国家文化財にも指定されている。JICAは保存管理プロジェクトを通じてこの村の歴史的建造物の修復を行い、同時に地域の経済発展を促す観光サービスの開発も支援している。
バック・ザン省イエン・ズン県のタンミ小学校で、JICAのボランティア教師として体操を教える二村道子先生。日本の文化や民間伝承の遊びを生徒たちに紹介しながら、ベトナムの子供たちとの相互交流も積極的に行っている。
ベトナム・フエ市で、水上生活者の保健衛生の指導をしている協力隊員の藤林似那(にな)さん。生活収入源にもなるビーズ・アクセサリーの作り方を、船上で生活する貧困家庭の子供達に教えている。