(株)ブレスト、茅ヶ崎市立中島中学校で環境授業開催!

2013年11月13日

11月13日、茅ヶ崎の中島中学校で環境教育の授業を見学してきました。
講師をしてくださったのは、(株)ブレストの伊東代表取締役です。

(株)ブレストは、日本の南にある島国”パラオ・フィジー・サモア”の3カ国にて、現在外務省の委託事業(※)として、”プラスチックゴミを石油にする事業”を行っています。プラスチックから石油が出来るなんて、まるで錬金術のようですね。本日の授業では、その”プラスチックゴミを石油”にする実演をしていただきました。

プラスチックゴミから石油を精製する装置

(左)画像の装置では、ファイルや収納ケースに使われる事が多いPP(ポリプロピレン)と、レジ袋等に使われるPE(ポリエチレン)、容器等にも使われるPS(ポリスチレン)からできたプラスチックゴミを入れると、右の透明なタンクに、石油を取り出すことができます。プラスチックと一言に言っても、PPやPE、PSの他にもペットボトルの素材、PET(ポリエチレンテレフタレート)やナイロンとして有名なPA(ポリアミド)など、様々な種類があるとのこと。

この間の、茅ヶ崎でのサザンオールスターズのコンサートでも、この機械で精製した石油を使って発電した電力が、大活躍したようです。

実際に石油をシャーレに取り出して火を近づけると…燃えています。石油の匂いも漂っていました。

続いては、発泡スチロールについてです。魚の保冷に便利なあの発泡スチロールですが、“発泡”と名がつくだけあり、PS(ポリスチレン)というプラスチックを、空気で膨らませて作っているそうです。だから保冷・保温性に優れているんですね。

魔法の液体

ここで登場したのが、魔法の液体。この液体に触れるだけで、あれよあれよと空気が抜け、PSだけが残ります。そうすることで、山ほど積み重ねた発泡スチロールも、片手で運べる体積になります。そして、そのポリスチレンで、再び発泡スチロールを作る事もできるのです。授業では、一人ひとりの生徒に発泡スチロールが手渡され、実際にその変化を体験する事ができました。

普段、意識することなく捨てているプラスチックゴミ。実際に、この目でプラスチックゴミの再利用を見る事で、正しいゴミ分別の大切さを再認識するとともに、「(株)ブレストさんの技術が日本中、世界中に広まったら、もっともっと環境に優しい地球にすることができるな」と思える、とても夢のある授業でした。
(株)ブレストのみなさま、ありがとうございました。海外でのご活躍も期待しています!

JICA横浜 原田梢

※株式会社ブレスト

株式会社ブレストは、今年JICAが外務省より委託されている事業“案件化調査”を受託し、「太平洋州地域における廃プラスチック油化装置の普及に向けた案件化調査」をパラオ・フィジー・サモアで行っています。これらの島国でゴミの減量化をめざすべく、油化装置の導入によって廃プラスチックを石油にするための調査を行っています。