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「アフガニスタン国遺伝資源管理」(SATREPS持続的食糧生産のための小麦育種素材開発プロジェクト)研修員がアフガニスタン大使を表敬

2014年6月27日

研修員を激励するFatimieアフガン大使

小幡横浜国際センター所長より研修員へ終了証書授与

2014年6月20日、4名のアフガン研修員が2週間の研修終了報告のため、アフガニスタン大使館を訪問し、ファティミ(Fatimie)大使を表敬しました。
4名は、アフガニスタンの農業灌漑牧畜省に所属する小麦の研究者で、6月9日〜6月20日まで横浜市立大学木原研究所の坂智弘教授の指導のもと、小麦の遺伝資源保全や日本の遺伝子バンクの体制についての研修に参加しました。

アフガニスタン国はかつて小麦を外国に輸出する程の生産力を誇っていましたが、30年に及ぶ国内紛争によりありとあらゆる社会システムが破壊されてしまいました。小麦の遺伝子バンクについても例外ではなく、貴重な遺伝子情報となる各地から収集保存されていた種等も跡形もなく廃棄されてしまいました。このため、現在遺伝子バンクを再建すべく、1955年に木原均博士が現地探索の上、収集したアフガニスタンをはじめとするコムギ遺伝資源を保存研究する横浜市立大学木原研究所他、関係機関の協力を得て、アフガニスタン農業関係者への研修が実施されています。

研修員を代表してArifi研修員より発表

アフガニスタン国への技術協力に対する感謝状を授与された横浜市立大学 坂 智弘教授

大使館では小幡横浜国際センター所長より、4名の研修員に対し、修了証書の授与も行われ、この研修に参加したアリフィー(Arifi)研修員から、研修員を代表して2週間の研修内容についての発表がありました。発表の中で「この研修で学んだ日本の管理方法を見本にし、アフガニスタンの遺伝子バンクを再建する際に役立てたい」と帰国後の抱負が力強く語られました。

ファティミ(Fatimie)大使からは、「国民たちの良き奉仕者となり、良きリーダーとしてアフガニスタンを良い方向へ導いてほしい。」と熱い激励の言葉をいただきました。また、アフガニスタン復興の協力者として、この研修の指導者である横浜市立大学の坂智弘教授と当JICA横浜センターに、大使より感謝状が授与されました。

アフガニスタン国が復興し、帰国した研修員達が育てた木原研究所由来のアフガン小麦が日本に輸出される日はそれ程遠くない未来のことかもしれません。