駐日アフガニスタン大使が横浜市立大学で学ぶJICA研修員を激励して下さいました。

2015年5月28日

JICA研修員から説明を聞くファティミ大使(中)、右は荻原所長

アフガニスタンで指導する坂教授(右)と研究員

 5月8日(金)、サイード・ムハンマド・アミーン・ファティミ駐日アフガニスタン大使が横浜市立大学木原生物学研究所を訪問しました。木原生物学研究所では、現在、「地球規模課題対応国際科学技術協力事業(SATREPS)」と「未来への架け橋・中核人材育成プロジェクト(PEACE)」によるアフガニスタンからのJICA研修員を4名受け入れています。

 同研究所では、半世紀前に故 木原 均 教授がアフガニスタンから持ち帰った小麦の品種改良を行い、同国に戻して栽培する事業を行っています。ファティミ大使は、アフガニスタンの若手研究者の人材育成に大きく貢献している同研究所の取り組みについて、横浜市立大学の窪田学長、重田副学長、同研究所木原記念室名誉室長、同荻原所長、指導教員の坂教授等と和やかにお話をされた後、留学生と懇談し、研究室と圃場を視察されました。

【画像】 自らも梯子に上って、大きく成長した小麦を観察したファティミ大使は、JICAと横浜市立大学に重ねて謝意を表明しました。同席した小幡JICA横浜所長が「JICAは今後とも、大学との連携等を通じ、アフガンの人材育成への協力を積極的に行っていく」と述べると、大使もこれに「人への投資はアフガニスタンの平和と繁栄に不可欠」と応じました。

・地球規模課題対応国際科学技術協力事業「SATREPS」
SATREPS(Science and Technology Research Partnership for Sustainable Development)は、JICAと国立研究開発法人科学技術振興機構との共同事業です。横浜市立大学では平成22年度に採択され、アフガニスタンにおける持続的食糧生産に向けたコムギ育種システム構築のため、木原生物学研究所が保有するアフガニスタン在来のコムギ遺伝資源の里帰りと現地の条件に適した新しい育種素材、育種技術の開発を目指すとともに、自国のコムギ品種改良を支えていくアフガニスタン若手研究者の人材育成を進めています。

・未来への架け橋・中核人材育成プロジェクト「PEACE」
PEACE(Project for the Promotion and Enhancement of the Afghan Capacity for Effective Development)は、JICAが実施しているアフガニスタンの人材育成事業です。横浜市立大学では、農学/遺伝資源育種の分野での採択を受け、平成24年度秋から留学生の受け入れを実施しています。

                         (記事作成協力)横浜市立大学 研究推進課