【JICA国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト2016】JICA横浜国際センター長賞 山梨県立吉田高校を訪問しました!

2017年3月28日

 2016年度の「JICA国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト」には、「未来の地球のために −私たち一人一人にできること−」のテーマのもと、中学生の部50,727点、高校生の部30,087点、総数80,814点もの応募がありました。
 山梨県では、中学生1名、高校生1名が個人賞を、中学校1校が学校賞を受賞しました。
 今回は山梨県立吉田高校での訪問表彰をレポートします。
                         (山梨県国際協力推進員 オードラン 萌)

姉妹続けての受賞! 「無関心のない世界へ」

校長室にて賞状授与

賞状を手に記念撮影(左から学年主任の先生、校長先生、萩原さん、担任の先生

 高校生の部において、山梨県立吉田高校1年生の萩原あき江さんが、横浜国際センター所長賞を受賞されました。訪問表彰にうかがったのは、2月下旬。ちょうどテストも終わったということで、学校には元気な学生たちの声が響いていました。

 表彰は校長室で行われ、校長先生はじめ学年主任、担任の先生が同席してくださいました。担任の先生から「実はJICAエッセイコンテストのことは知りませんでした。萩原さんが応募したいと言って来たことで知ったんです」と言われ、萩原さんに聞いてみると「自分の興味があることを書きたかった」とのこと。さらに話を聞くと、なんと萩原さんのお姉さん(ひかりさん)が昨年度のJICAエッセイコンテストで入賞されたというではありませんか!お姉さんの入賞をきっかけに興味を持ち、応募されたとのことでした。
 昨年度、お姉さんが通う山梨英和高校へ訪問表彰にうかがい、同じように賞状と副賞の授与をおこなったことを思い出しました。そして実は、「今年度も同じ苗字の生徒さんが入賞しているな」と思いながら吉田高校へ向かった私。姉妹続けての入賞を知り、つい「なるほど!」と声を上げてしまいました。入賞もさることながら、姉妹そろって世界に関心を向けていることに、未来が明るくなるような嬉しい気持ちになりました。

 萩原さんのエッセイ「無関心のない世界へ」は、エボラ出血熱のニュースから始まります。エボラ出血熱について関心をもった萩原さんは、自分で様々な情報を収集します。しかし、世間はすでにエボラ出血熱の存在すら忘れてしまっている様子。そんな状況に怒りを覚えた萩原さんは、家族と話をすることにしました。ご両親とお姉さんからそれぞれ意見を聞き、エボラ出血熱について友達と話をすることに恐れている自分に気づきます。「愛の反対は憎しみではなく無関心だ」というマザーテレサの言葉を借りながら、無関心によって世界の様々な問題は見えなくなってしまうという現実と、自分が友達に情報発信することによって問題解決の糸口がみつかるのではという希望を、萩原さんは書きました。「無関心の反対は愛だ」と述べ、関心を持ち続けることが愛に、愛が救いの一助になるように心がけていきたいと、エッセイは締めくくられています。

 障害のある方に寄り添えるような地域づくりを学んでみたい、と将来について語ってくれた萩原さん。身近なところから、自分のできることをしていきたいと話してくれましたが、その姿勢こそが、未来の世界を築いていくグローバルな態度そのものだと感じました。
 

 来年度もJICAエッセイコンテストは実施されますが、どんな作品と出会い、どんな学校や学生さんと出会うことができるか、とても楽しみにしています。