【日系研修1】帰国研修員がブラジル三重県人会で「日本の歴史」コースを開講

2017年4月11日

講義をする佐藤さん

 2014年度日系研修「日系アイデンティティ涵養・日系史教育教材作成」コース(JICA北陸所管)に参加したブラジルの佐藤フランシスコ紀行さんからお便りが届きました。
 
 2017年3月26日にブラジル三重県人会で「日本の歴史」コースの第1回目の講義が実施されたそうです。このコースは佐藤さんも所属するブラジル漫画家協会の提案により、佐藤さんが文化部長を務める三重県人会と合同で実施しました。これはブラジル三重県人会では初めての取り組みです。今回の講義を皮切りに12月まで全9回にわたって「日本の歴史」について学ぶ講座が開催されます。

講義参加者は200名と大盛況

200人の参加者が熱心に耳をかたむける

日本の大学案内

 ブラジルには三重県出身の方は少なく、県人会の会員数も少ないため、本コースはインターネットでの申し込みにより誰でも参加できるようにしたそうです。「当日は200人の参加者が会場いっぱいに集まり、3時間の講義を最後まで興味深く聞いていただけました」と佐藤さん。

 佐藤さんは昨年6月に筑波大学で「ブラジルと日本のポップ文化」をテーマに講演を行ったことがきっかけで筑波大学との交流があり、筑波大学を通じて様々な日本の大学案内パンフレットを入手。今回のイベントでも日本へ関心のある方々が自由に持ち帰ることができるようにしました。
 「日本に興味のある方が私たちのイベントで情報を持ち帰ることは大事だと思います。参加者に聞いてみると全員留学や観光旅行で日本へ行きたいと思っていることがわかりました」と佐藤さん。

運営は帰国研修員を中心としたボランティアスタッフ

帰国研修員やこれから研修に参加予定の方々がスタッフとして参加 (中央が佐藤さん)

 今回のイベントは佐藤さんのほかに2014年度に日系研修に参加した小原レオナルドさん、2016年度参加の佐藤クリスチアンネさん、2017年度参加予定の佐竹プリシラさん、今後研修応募を考えている渡辺まゆみさんが中心となり運営されました。
 「全員JICAにお世話になった、もしくは将来お世話になるだろうメンバーです。ブラジルに帰国してからも日本で学んだことを広める努力を続けています」と報告してくださいました。

 
 JICA横浜では、今後も帰国研修員の皆さんの取り組みの様子をホームページを通じてご紹介していきます。

日系研修員受け入れ事業とは

 中南米には177万人の日系人が暮らしています。彼らへの技術協力を通じ、移住先国の国造りに貢献することを目的に実施している研修が日系研修です。毎年約140名の日系研修員が農業、医療、保健福祉、教育といった分野の研修を日本で受けています。