【教師海外研修】ブラジルでの海外研修を終え、帰国しました

2017年10月5日

 神奈川県と山梨県の先生たち10名が8月6日〜19日の日程で、ブラジル連邦共和国での海外研修に参加しました。6月から合計4回(5日間)行われた事前研修を通して学んだ、ブラジルの基礎知識、JICAの活動内容、日系移民の歴史、教材研究の方法等が十分に生かされた実り多い研修となりました。

サンパウロ州の水質汚濁改善事業視察では、急激な都市化の課題を実感しました

入植50年を迎えたアチバイヤ市タンケ村にて、ホームステイをしました

7割が日系人という学校で、日系社会ボランティアの方と一緒に、日本語で椅子取りゲームをしました

日本の「遊び」を通じて、現地の子どもたちと交流しました

 今回の海外研修では、JICAによる有償資金協力、技術協力事業、草の根技術協力、日系社会ボランティアの活動の視察や、日系コミュニティとの交流が行われました。

 視察先のオンダリンパ水質汚濁改善事業(有償資金協力)では、これまで海に垂れ流し状態だった生活排水や雨水を適切に処理するシステムを構築したことで、海水浴ができるほど海水がきれいになったと専門家に伺いました。
 JICAの活動現場を視察し、国際貢献の重要性や発展のあり方について考える機会になりました。

 サンパウロ州のアチバイヤ市タンケ村では、先生方は二人組となり、日本から移住した方々の家にホームステイをしました。日系1世から4世の方々との交流は夜遅くまで続き親睦を深めたようです。翌朝の別れの際には「さようなら」ではなく、全員が「いってらっしゃい」と温かい言葉で見送られました。
日系コミュニティとの交流からは、日系の方々が日本の文化を大切に受け継いでいることを知り、あらためて日本文化について見直す機会となりました。

 さらに、「BRICs※」の一国として経済成長しているブラジルを実感した一方で垣間見られた格差、またブラジルの人々が異文化について寛容な姿、そしてアマゾンの壮大な自然と共生している様子などを通して、多くの学びや気づきがありました。
 このような学びや気づきについて、参加者は毎日お互いに振り返り、ブラジルで学んだことを日本の子どもたちにどのように還元していくか意見交換を行いました。

 今回の教師海外研修の報告は、JICA横浜2階にて開催中の企画展示「Ótimo! Brasil!! 教師海外研修2017@ブラジル」で見ることができます。詳細は下記関連リンクからご覧ください。

 なお、研修の最終報告会を、2018年2月に予定されている「よこはま国際フォーラム2018」での分科会で行う予定です。

※BRICs:著しい経済発展を遂げているブラジル、ロシア、インド、中国4か国の総称