【イベント報告:山梨県】国際協力をあなたのキャリアに!‐「転機」となった協力隊‐

2018年5月29日

 2018年5月12日(土)、山梨県立大学 飯田キャンパスにおいて、国際協力キャリアイベント『国際協力をあなたのキャリアに!-「転機」となった協力隊-』を開催しました。本イベントは国際協力業界でのキャリア形成について参加者に考えてもらうことを目的としたもので、当日は国際協力に強く関心を持つ同大学学生11名にご参加いただきました。

JICAボランティア事業概要の説明

 国際協力に興味のある学生さんにとって、関心が高いJICAボランティア・青年海外協力隊。私自身がカメルーンに派遣されていた協力隊経験者(OV)であり、本イベント後半の座談会登壇者も皆協力隊OVであることから、まずプログラム第一部で「JICAボランティア事業概要」の紹介を行いました。職種や派遣中の支援体制などの説明はもちろん、カメルーン派遣当時の写真も紹介しながら私の経験談を話しました。学生さんたちの表情は皆、真剣そのもの。隊員が派遣される地域や活動の様子について、具体的にイメージしてもらうことができたのではないかと思います。

フィールドワークの概要説明

 続いて第二部では、「一般の大学生がどのような形で国際協力に参加できるのか?」「同年代の大学生がどのような活動をしているのか?」を知っていただくために、山梨県立大学の学生さんより「ベトナム・フィールドワーク経験談」を発表していただきました。ベトナムからの留学生による概要説明、フィールドワークの様子を映した映像上映、本フィールドワーク参加者で、現在ベトナムに留学中の同大学学生さんによるスカイプ参加など、短い時間でしたが盛りだくさんの内容となり、参加した方からは「年齢の近い方が自ら努力して動いていることを知り、自分も頑張ろうと思った」などの感想が寄せられ、ご自身の励みにしていただくことができたのではないかと感じています。

息のあったトークを見せる安藤先生(左)とオードラン推進員(右)

学生さんも交えての座談会

 そして、本イベントのメインプログラムである「座談会」では、ベトナムの青年海外協力隊OVである山梨県立大学講師の安藤勝洋先生と、ニカラグアのOVであるJICA山梨デスクのオードラン萌推進員のお二人から、ご自身の経験を振り返りながら国際協力とキャリアについて語っていただきました。お二人の息の合った絶妙なトークで会場は終始笑いに包まれ、座談会後半では山梨県立大学の学生2名もトークに加わり、今後の将来像や目標に向けた抱負を語っていただきました。最後は参加者全員が「10年後の自分」について発表をし、ご自身の国際協力業界でのキャリア形成、国際協力への関わり方について考えました。
 イベントを通じて印象に残ったことは、「海外」を舞台に活躍するイメージのある国際協力に対して、参加した学生さんから「日本国内でできる国際協力があることを知ることができた」「様々なパターンの国際協力を知ることができてよかった」という意見が寄せられたことでした。座談会でお話しいただいた安藤先生とオードラン推進員は共に山梨県ご出身で、青年海外協力隊やJICAプロジェクトなどに携わったご経験を活かし、現在は地元・山梨での普及・推進活動に携わっています。「国内でできる国際協力がある」というのは、学生の皆さんにとって新たな気づきとなったようです。
 今回のイベントが参加者の方にとって、「自分なりの国際協力キャリア」を考えるきっかけとなればと願っています。

JICA横浜国際センター 国内協力員 森 貴義