【イベント報告:山梨県】国際協力をあなたのキャリアに!-「転機」となった協力隊- 第2弾:看護学生と語る!

2018年11月9日

2018年10月20日、山梨県立大学 池田キャンパスにおいて、国際協力キャリアイベント『国際協力をあなたのキャリアに!-「転機」となった協力隊-』を開催しました。
本イベントはJICA横浜と山梨県立看護学部が共催で行い、国際協力の医療・看護分野に特化した内容にしました。当日は、看護学部生はじめ国際看護に関心のある34名にご参加いただきました。

国際協力ってなんだろう?

(1)JICA山梨デスクによる参加者への問いかけ

前半最初のプログラムでは、JICA山梨デスクの私オードランより、まず参加者全員に問いかけし「国際協力と聞いて思い浮かぶイメージ」を挙げてもらいました。「国際協力は遠い存在」と考えている人が多かった中、「フェアトレード商品を買うなど、身近なことも国際協力につながる」という意見から、「国際協力は自分にもできること」という気付きが生まれました。「英語ができなくてもいいのか」という声も聞こえてきました。(写真1)

JICAボランティアの紹介

(2)山梨デスクによるJICAボランティアの説明

次に、JICAボランティア事業の紹介を行いました。特に諸待遇等制度の説明には「きちんと知ることができて不安が減った」という声も聞かれました。
派遣前の訓練については、驚きの声も。動画も見ながら、ボランティア事業について具体的なイメージを持つことができたようです。(写真2)

県立大学生のラオスでの学び

(3)学生によるラオスでの研修報告

前半最後のプログラムは山梨県立大学看護学生2名による発表。昨年度、県立大学の国際保健医療演習の一環としてラオスで研修した2人が、現地での気づきや学びについて、それぞれの言葉で語ってくれました。「一番怖いのは無関心ということ。この研修をきっかけに、いろんなことに関心をもって生活したいと思った。」という言葉には、会場の多くの参加者が共鳴しているようでした。(写真3)

キャリアの築き方は人それぞれ

(4)協力隊体験を話す渡邊さん

(5)座談会の様子

後半は座談会。まずは、青年海外協力隊としてラオスで活動をした渡邊良子さんを壇上に招きました。山梨で助産師をされていた渡邊さんが、なぜ協力隊に参加されたのか、また協力隊の経験がどのようにその後の人生に影響したのか、ざっくばらんに話していただきました。
現在は地元で開業助産師として活躍されている渡邊さんですが、「人生設計を考えると新しいことに挑戦するのをためらう」という参加者の声に、「これまでの全ての『出逢い』が今につながっていると感じている。その時に挑戦したいと思ったことをやってもいいのでは」と答えていました。(写真4)

次に山梨県立大学看護学生4名が壇上に登場。学生の視点で、キャリアや国際協力、結婚観について渡邊さんや私に質問してくれました。また、会場全体で「10年後の自分」を想像し、壇上の4名は「看護師としての現場での経験と海外での経験を持ち合わせた上で、地元に貢献したい」「保健師として地域の人に関わっていたい」「違う分野の勉強をしているかもしれない」などの夢も語ってくれました。そして「そのために、今できること」は何かを再度参加者全員それぞれが考え、自分自身のキャリアの築き方を再確認することができました。(写真5)

さらに、当日ご協力いただいていた山梨県立大学看護学部准教授の井川先生は、一般企業に勤務した後、看護の道を選んだ方。井川先生のキャリアを知ることで、参加者は改めて自身の医療・看護分野でのキャリアを考えられたようです。

山梨で国際協力を考える

(6)山梨大学宮本先生からコメントをいただきました

最後に、参加者の1人である山梨大学大学院教授の宮本先生から、「国際協力というのは、様々な分野が連携しながら成り立つもの。だからこその醍醐味がある。国際看護に関わる人が山梨にも増えていくと嬉しい」という言葉をいただきました。先生の話を聞いていた参加者の目が、輝いていたのが印象的です。(写真6)

参加者のほとんどが看護学部生でしたが、医療・看護に関わる方というのは「誰かの幸せ」を強く願っているのだと感じました。人々が健康で幸せに生活できるように、と考えながら勉強に励んだり、仕事をされたりしています。それは「国際協力」につながる精神なのではないでしょうか。私も改めて自分の仕事を見つめなおし、山梨での「国際協力」を考え直すことができました。そして、この企画に参加してくれた方々が、山梨で、日本で、世界で活躍されることを大いに期待しています。

山梨県国際協力推進員 オードラン 萌