【JICA横浜 新企画!】帰国隊員の思い出語り -川柳を添えて-

2018年11月13日

新人国内協力員による新企画のスタートです!
神奈川県・山梨県に縁があるJICAボランティア 帰国隊員による開発途上国の豆知識や派遣中の思い出や普段聞くことができない隊員のリアルな心情を毎回のテーマに沿った川柳と共にお届けします!

今回の思い出語りのテーマは『秋』です。

第1回隊員:久留米 陽平 (28年度1次隊/キルギス/ラグビー)

久留米陽平(クルメ ヨウヘイ)
 隊次・任国・職種: 
 28年度1次隊/キルギス/ラグビー
 使用言語:ロシア語
☆好きなキルギス料理:焼きラグマン
☆マイブーム:朝ドラを観ること
☆行ってみたい国:ヨルダン(ペトラ遺跡が見たい)
☆JICA横浜のお気に入り:窓から見える観覧車
☆座右の銘:自分以外の人間はすべて他人である

皆さん初めまして!このコーナーを企画した久留米陽平です。元隊員で現在はJICA横浜にて国内協力員としてJICAボランティアのサポート、広報などを担当しています。

記念すべき第1回目は、私自身の思い出や派遣国についてご紹介します!

私は中学から大学までの10年間、ラグビー漬けの毎日を過ごし、大学卒業後JICA海外協力隊・ラグビー隊員として
2年間キルギスという国にいました。

みなさんキルギスという国はご存知ですか?
あまりなじみの無い国ですよね。キルギスは中央アジアに位置し、国土の40%が標高3000mを超える山岳国です。
冬になると山間部は-40℃にもなるとても寒い国です。
短い夏が終わればすぐにさむ~い冬がやってきます。

思い出語り:テーマは 『秋』

ユルタ(移動式住居)と馬と湖

キルギスの冬 全面真っ白!!

帰り道の風景

横浜は秋が深まってきて心地よい季節になりましたね。仕事帰り、秋の空を眺めながら「去年の今頃はキルギスにいたなぁ」と浸っていたら、当時の記憶がふと蘇ってきました。

・・・ 久留米の回想 ・・・
派遣から一年弱が経った10月下旬頃、子どもたちとの練習を終えて一人で歩いていた。

当初の要請内容はキルギスのナショナルチームの指導、大学でのラグビーの実践授業だった。
しかしナショナルチームは経済的な問題で数年前に解散、大学ではラグビーの人気が低く授業は行われていないという現状だった。
もはやどうすればいいのか全く分からない。派遣された意味はあったのか?そんなことをひたすらに悩んだ。
それでも何とかしようと必死になって試行錯誤を繰り返し活動した。
練習場に行けば誰もいないこともあった、「ラグビーなんかつまらん」と言われたこともあった。

だが諦めなかった「継続は力なり」それを信じて地元の子どもたちに呼びかけ、指導を続けた。少しずつだが練習生が増え、試合ができるほどに成長した。たった1年弱でめまぐるしく環境が激変した。
すべてが新鮮で刺激的。腹が立つこともあるけれど不思議と退屈はしない。

夏が終わり急に寒くなった日没前、
「なんか楽しくなってきた」
そう思い、一人で頬を緩めた帰り道だった。

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それではここで一句

「キルギスは なんやかんやで あき(飽き)が来ない」 

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お粗末様でした。

国内協力員とは?

国内協力員とは、帰国した隊員が未来の隊員をサポートするお仕事です。
主な業務内容は派遣前と帰国後に各自治体で行われる表敬訪問の調整業務、広報やイベントの運営などです。
私もJICA横浜での業務を通して、たくさんの支えがあって協力隊が成り立っていることを実感するこの頃です。
協力隊として国際協力の最前線を知った次のステップとして支える側に興味がある方はぜひ検討してみてください!