【イベント報告:山梨県】韮崎市青少年育成プラザMiacis共催 第2回「暮らしのエカエカ」を開催しました!

2019年7月12日

中学生から大人まで、当日の参加者の様子

2019年7月6日、NPO法人河原部社とJICA横浜の共催で、「暮らしのエカエカ」を開催しました。今回の会場であるNPO法人河原部社が運営する青少年育成プラザMiacisは、山梨県内では唯一である中高生の交流のための拠点です。
イベントの題名についている“エカエカ”とは、スリランカの公用語であるシンハラ語で「いろいろ」という意味を持ちます。ひとつの物事を様々な角度から見てみよう、そして多様性に気付き受け容れていこうというコンセプトのもと、“スリランカ”の“衣・食・住”に着目して4回連続イベントを開催していきます。
今回は第2回目として“食”をテーマに開催し、実際にスリランカのカレーを食べながら、“食べること”について参加者と一緒に考えました。

【参加者の自己紹介とスリランカの食について】

今回はまず参加者全員の自己紹介からスタートしました。「自分が今取り組んでいることと、食へのこだわり」というテーマのもと、1人30秒程度でそれぞれが話します。食へのこだわりはあまりない!という人もいれば、カレーが好きすぎて食べ続けた結果、体調を崩してしまった...というエピソードを持つ兵もおり、参加者同士の交流の場としても良いきっかけになりました。
その後山梨デスクからスリランカの食事(フルーツ、野菜、スパイスなど)についても紹介しました。日本ではあまり目にしない色鮮やかなフルーツやココナツの写真に、参加者は皆興味津々でした。

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【スリランカのカレーを実食!】

ゲストの田中梨恵さん

今回はゲストとして、甲府市でcafe Armoniaを経営する田中梨恵さんにお越しいただきました。田中さんはアーユルヴェーダの施術を受けるためスリランカに滞在した経験もあり、自身のスリランカでの経験も交えながら“食”についてお話してくださいました。
また田中さんにはスリランカのカレーをご用意いただき、全員で本場スリランカの味を“手で”楽しみました。手でカレーを食べることは意外と難しく、最初は上手く口に運べず苦戦している方もいましたが、皆さん味には大満足の様子でした。
田中さんからは、「スリランカの食事には身体を冷ます食材がたくさん使用されている。暑い国だからこそ、身体の内側から熱を冷ますという理に適った食生活である」というお話もあり、食に対する新たな視点に気が付くことが出来ました。

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【最後に】

今回は“食”を通して、様々なことを考える良い機会となりました。ゲストの視点からの話を聞くことで、私自身もスリランカに対する新たな見方・考え方に気が付きます。次回も「ものの見方の多様性」をテーマに、新たな発見につながるよう進めて行きたいと思います。
なお、次回7月18日“住”をテーマに開催予定です。皆様のお越しをお待ちしています。
                                   (報告 JICA山梨デスク 穂坂ちひろ)