【イベント報告:山梨県】韮崎市青少年育成プラザMiacis共催 第4回「暮らしのエカエカ」を開催しました!

2019年8月14日

意見を共有する参加者

2019年8月1日、NPO法人河原部社とJICA横浜の共催で、「暮らしのエカエカ」を開催しました。今回の会場であるNPO法人河原部社が運営する青少年育成プラザMiacisは、山梨県内では唯一である中高生の交流のための拠点です。
イベントの題名についている“エカエカ”とは、スリランカの公用語であるシンハラ語で「いろいろ」という意味を持ちます。ひとつの物事を様々な角度から見てみよう、そして多様性に気付き受け容れていこうというコンセプトのもと、“スリランカ”の“衣・食・住”に着目して4回連続イベントを開催していきます。
今回は第4回目最終回として、自らの興味の視点を探るために参加者全員で対話をしながらワークショップ形式で行いました。

【今回の企画に対する思い】

今回の企画の趣旨を説明する山梨デスク

4回連続イベントとして始めた「暮らしのエカエカ」も、今回で最終回を迎えました。まず1回目から3回目までのゲストの紹介と振り返りを行いながら、どうしてこの企画を始めたのか、この4回を通して参加者に何を伝えたかったのかを会場の皆さんと共有しました。私がスリランカでの生活を通して感じた、「ものの見方の多様性」「自分の当たり前が相手にとっては当たり前ではない」という経験を話し、今回の企画の趣旨を会場全員で改めて確認することが出来ました。

【“面白さ” “興味の視点” の共有】

ゲストの兼清慎一准教授

今回はゲストとして、山梨県立大学国際政策学部の兼清慎一准教授にお越しいただきました。兼清准教授は23歳でNHKに入局し、中東やアフリカなど海外での勤務経験も豊富です。兼清准教授のファシリテーションはとても優しい雰囲気でありながら、参加者全員から万遍なく意見を引き出す素晴らしいものでした。
まずは参加者全員の自己紹介から始め、自分の周りにいる面白い人というテーマでそれぞれの意見を共有しました。休日は2時間ヨガをしてから3時間瞑想をするという友人の話や、自分の妹や弟が面白いという話など、それぞれの視点からの面白さを共有することで、また新たな視点を見出すことが出来ました。

今回をもって全4回のイベントが全て終了しました。スリランカというひとつの国を「衣食住」という視点、さらに最後は自らの興味の視点で見てみることで、それぞれが物事を面白がる視点を見つけることが出来たのではないでしょうか。今後も山梨県内で様々なイベントを開催していきたいと思っています。次回も皆様のご参加をお待ちしています!
                                   (報告:JICA山梨デスク 穂坂 ちひろ)