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【開催報告】ラグビーワールドカップ応援企画「ラグビーを通じて国際協力を学ぼう!!」(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス協力)

2019年8月29日

ラグビーワールドカップ2019(TM)の開催まで残すところあと少し、さらに来年2020年のオリンピック・パラリンピックでは7人制ラグビーが正式種目となり、世界を舞台に活躍するラグビー選手の姿を目にする機会も多くなりました。
JICAは2011年から日本ラグビー協会と提携し「アジアンスクラムプロジェクト」を立ち上げ、過去7年間で7か国、30名以上のラグビー経験者を青年海外協力隊員として開発途上国へ派遣してきました。
この経験を活かし、スポーツを通じた国際協力活動を身近に感じてもらえるよう、7月21日(日)、あおばスカイフィールドにて神奈川県内のラグビースクールに通う中学生を対象にした交流イベントを開催しました。

ブリッツ選手、ゲイツ選手から南アフリカの話を聞くスクール生

SDGsの講義を聞く、スクール生

本イベントには、ラグビー元日本代表選手であり、明治学院大学ラグビー部監督の石川安彦氏をはじめ、南アフリカ出身のトップリーグのスター選手ヴィリーブリッツ氏、シェーンゲイツ氏(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス所属)、元青年海外協力隊ラグビー隊員(キルギス共和国)であるラグビーワールドカップ2019組織委員会の久留米陽平氏をゲスト講師に迎え、海外で味わった異文化体験、ラグビーを通じた現地の人たちとの交流やそれを通じた国際協力の意義について講演をしてもらいました。また、参加者と一緒にラグビーのミニゲームに参加してもらい、石川監督、ブリッツ選手、ゲイツ選手指導によるラグビー交流会を行いました。

TICAD7が横浜で開催されることにも関連し、ゲストスピーカーのブリッツ選手、ゲイツ選手には、母国である南アフリカの文化や開発の課題についてもお話いただきました。お二人からは、南アフリカおいてアパルトヘイト撤廃後に国民融和に向けたラグビーが果たした役割について語られました。
参加したスクール生40名は熱心に講師の方々の話を聞き、SDGs、ラグビーを通じた世界への貢献や国際協力について理解を深めました。また、グラウンドでは、石川監督、ブリッツ選手、ゲイツ選手の直々の指導によるラグビー交流に汗を流しました。

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ブリッツ選手及びゲイツ選手のメッセージ

(ブリッツ選手)
今日のイベントに参加できたことは、私にとってもすばらしい経験となりました。中学生の選手たちと楽しい時間を過ごし、南アフリカの生活やラグビーについて、そしてラグビーが国の発展のために貢献できることを伝えることができました。これから始まるラグビーワールドカップで日本が活躍をすることを期待しています。また、今日一緒にプレーした中学生の選手たちが将来日本代表として活躍する姿を見ることを楽しみにしています!

(ゲイツ選手)
イベントを通じて中学生の選手たちに南アフリカのことを伝えることができ、とても充実した機会となりました。国の違いを超えて、みんなラグビーが大好きだと感じることができました。ラグビーは私たちを1つにして、人々を結びつける力があります。1995年に南アフリカで開催されたラグビーワールドカップで南アフリカが一体となったように、今年のワールドカップ開催を通じて日本がラグビーによって1つになることでしょう。今回のイベントに参加できたこと、また関係者の皆様に大変感謝しております。

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