【実施報告】2019年度 教師海外研修 第1回事後研修

2019年9月12日

ワークショップ案のねらいを話し合いました。

 

グループごとに考えたワークショップ案を発表しました。

8月24日(土)、JICA横浜にて教師海外研修の第1回事後研修を実施しました。
今回と第2回事後研修にて、ブラジル研修での経験をいかし、実際に現地を訪れていなくても学校現場等で活用できる国際理解教育/開発教育ワークショップ案(参加型学習教材案)の作成を目指します。

参加者7名は8月17日にブラジルから帰国して以来1週間ぶりの再会です。まずは、ブラジル研修で感じたことや「気づき」をそれぞれ報告しました。ある参加者は、「ブラジルで出会った、日系の方、ブラジルの方、協力隊員それぞれの想いを強く感じた研修でした」と共有しました。

続いて、「多文化共生と移民」という2019年度研修のテーマに沿って、ワークショップ案の作成を始めました。
海外研修中に、ある高校生から聞いた「Difference is Beautiful」という言葉をヒントに、違うことが「良い」「面白い」ことであると気づくことができる教材を作ろう、と全員でねらいを確認しました。
参加者は、海外研修中にすでに15のワークショップ案を考えてあります。ある参加者が提案したカードをアレンジして、見た目だけではわからない背景や価値観の違いを知り、カテゴライズしていた自分に気づくことをねらいとしたワークショップ案を全員で話し合いました。
午後は3つのグループに分かれ、違いを知りたいと感じ、違うことの良さや面白さに気づくことをねらいとしたワークショップ案をそれぞれ考えました。グループがそれぞれ考えたことを紹介し、全員でコメントを出し合いました。

研修の最後に、3回の事前研修にて学んだ、ワークショップ作成時に持つべき視点を皆で整理し、次回の事後研修に向けて、今回の研修で考えたワークショップ案をさらに具体化できるように各自の役割や協力して欲しいことなどを確認しました。

次回、9月14日の第2回事後研修では、教師海外研修の過年度参加者や事前研修で講師としてご協力いただいた様々な方にご参加いただき、ワークショップの実演とブラッシュアップ会を実施します。
研修の詳細は、後日JICA横浜のHPで公開します。なお、研修の最終報告会を、2020年2月に予定されている「よこはま国際フォーラム2020」で行う予定です。