神奈川県教育委員会主催「神奈川県5年経験者社会体験研修」に協力しました

2019年9月17日

8月22日、23日、26日の3日間、JICA横浜が協力を行った「神奈川県5年次社会体験研修」に神奈川県の公立中高等学校の教員5名が参加しました。

本研修は、神奈川県教育委員会が主催し、神奈川県内で教員経験5年目の方々を対象に、社会の構成員としての視野を広げることを目的として実施されており、JICA横浜も研修に協力をしています。

海外移住資料館の見学の様子

2日目のグループワークの様子

 
3日間の研修では、大きく3つのことを主題テーマとして参加教員の方々に様々なことを体験していただきました。まず、開発途上国の現状や国際協力についての説明や海外移住資料館の見学を通して、JICAについて理解を深めていただきました。

次に、海外移住資料館でボランティアガイドをしている方々へのインタビュー、JICA横浜内に拠点をおく横浜NGOネットワークからの活動紹介やシニア海外ボランティア経験者による自身の社会経験に関する講話などを通して、社会と市民を繋ぐ様々な仕事・人に触れていただきました。

さらに、JICAの国際理解教育/開発教育支援事業で行っているワークショップ教材の体験や神奈川県教育委員会主催の国際教育研修の運営補助・オブザーバー参加を通し、JICAが外部機関として日本の教育現場にどのようにかかわっているのかについて理解を深めていただきました。

参加者には国際理解教育/開発教育に関する取り組みと課題について語り合っていただきました

 
3日間のふりかえりの中では、「JICAを通じて自分と世界が繋がることができる窓口が多いことが分かった」、「様々な仕事があり、様々な想いがあり、様々な生き方があることに気づいた」や「異なる文化・価値観に触れ合うことの良さを再認識し、その良さを子どもたちにも伝えていきたい」などの意見が出されました。

今後、参加教員5名が世界・社会と学校をつなぐ先生として、生徒の皆さんが少しでも異文化や世界のことに興味を持ち、ジブンゴトとしてとらえられるように今回の研修での学び・気づきを学校現場に還元していただくことをJICA横浜は期待しています。