【実施報告】2019年度上期に帰国したJICA海外協力隊が神奈川県庁を表敬訪問しました

2019年10月1日

首藤副知事(前列中央)と7名の帰国隊員

 
2019年9月9日、JICA海外協力隊の任期を終え帰国された、神奈川県出身者7名が神奈川県の首藤副知事を表敬訪問しました。
7名は2年(1名は2年3ヶ月)の任期を満了し、コロンビア・スリランカ・ブラジル・ザンビア・ドミニカ共和国・ボリビア・サモアの各国から帰国されました。表敬訪問では、まず各帰国隊員が現地での活動内容を報告しました。それに対し首藤副知事から「かながわ地球市民メッセンジャー」*として世界と神奈川との架け橋になっていただいたことへの感謝の意が述べられました。また、これからの社会においても人と人とのつながりを大事にしながら、人生の目標・生きがいを持って働くことが重要であると、力強いメッセージをいただきました。
その後、首藤副知事から今後の展望に関して質問された帰国隊員たちは、「海外の人々とかかわりたい」、「日本国内の社会問題の解決に携わりたい」、「派遣された国に戻りたい」など様々な思いを語りました。もともと海外協力隊をしていた友人の影響で自分も参加した、と語った帰国隊員を含め、今後、7名それぞれの隊員が自身の活躍する新たな場所で周囲の人々に刺激を与える存在となることが期待されます。彼・彼女らのように社会の問題に真剣に取り組もうとする人々の輪が広がっていくことを願うばかりです。
                                        (報告:JICA横浜 佐野太一)


*「地球市民意識の輪を地域から世界に広げる活動を担っていただくとともに、それぞれの国の地域と神奈川との相互理解の架け橋として活躍していただき、「地域と地域」「人と人」との交流を通じた地域からの国際貢献の一層の推進を図るために、神奈川県出身の青年海外協力隊員や、県で受け入れた海外技術研修員などの方々に知事が委嘱するもの」(神奈川県HPより引用)