JICA横浜 海外移住資料館 飯野正子学術委員長 瑞宝中綬章受章記念講演を実施しました

2019年12月26日

 

当館学術委員長の飯野正子先生が2019年秋の叙勲で瑞宝中綬章をされたことを記念し、12月16日(月)に講演会を実施しました。

「国際協力の輪ー津田梅子と日系人コミュニティと日米関係」という演題で、今度五千円札の顔になる津田梅子が、まだ女性教育への理解がなかった時代にどのように多くの人々の協力を得て津田塾大を開設するに至ったのか、自ら収集された資料を挙げて津田梅子と日系人コミュニティについてお話いただきました。
師走の月曜夕方という設定にも関わらず50名を超える方々が集まり、このうち1割強がこれを機に初めて来館された方々でした。
皆さまのご要望に応えて、これからも海外移住に関連した講演会を開催していきたいと思います。

【参加された方々の感想をアンケートから抜粋】

 

 

 
・日米関係と、移民と、女性の地位向上について関係があることに興味が湧きました。自分の(女)ことも含め、これからの生きる方向をみつめてみたいと思いました。

・全く無知だった事だったので、お話が全て私の中での新しい知識でおもしろかったです。日系コミュニティ、日米関係、移民についてがひとつの国際協力に結びついていて、そのつながりに感動しました。

・1時間半では短いくらい「あっ」という間の時間でした。“国際協力”“移民”“女子教育”、全てのテーマが関連していて、とても素晴らしい構成だと感服しました。ありがとうございました。

・津田梅子は起業家のような方だったのだと初めて知った。概要を知っていた史実について、実際には人と人との巡り合いで歴史が展開していったんだということが特に印象的だった。

・1回で聞くだけではもったいない話でした。シリーズで聞きたいテーマでした。テーマ別にシリーズでのセミナー等を考えていただきたい。