【研修員の学校訪問】横浜市立岡津小学校訪問!

2020年3月2日

2月14日(金)、JICA横浜で研修を行っている18名の研修員が横浜市立岡津小学校を訪問し、児童のみなさんと交流をしました。

今回訪問したのは、「港湾戦略運営」コースの研修に参加している研修員です。

最初に宮路校長先生から歓迎のご挨拶をいただき、まずは児童の父兄が実施するベルマークの収集作業をしている現場を視察しました。こうした地道な活動からピアノや文房具がもらえると聞いて研修員から感嘆の声が上がっていました。
そして6年生の教室へ!
教室では算数といった通常の授業だけでなく、百人一首などの日本の文化を体験する授業も行われており、研修員の方たちも興味深く参観していました。日本の文化として初めて接する百人一首には特に興味深く、教室を出た後も読み上げの音階を研修員同士で歌いあうといった光景が見られました。

【画像】(左)校長先生からご挨拶、(右)百人一首の授業参観

一生懸命追いかける研修員から笑顔がこぼれる

 
参観の後は、研修で疲れている研修員にリフレッシュしてほしいとの岡津小学校様の計らいもありグラウンドで1年生と鬼ごっこを行いました。
物怖じせずに海外から来た研修員と果敢にコミュニケーションを取る児童とすぐに打ち解けあった研修員は、初めて会ったとは思えないほど仲良くなっていました。全力でグラウンドを駆け回る児童を一生懸命追いかける研修員から、自然と笑顔がこぼれていました。

【画像】(左)全力で逃げる児童を必死で追いかける研修員、(右)会ってから数十分でこの仲の良さ!さすがです。

体を動かした後は、岡津小学校児童にて構成される「国際協力クラブ」に参加する児童から英語で挨拶をいただき、研修員から自己紹介と児童への質問などの交流がありました。海外にいった経験を持つ児童も多く、研修員から驚きの声が上がっていました。

初めて自分の名前を漢字で書いた研修員
漢字を教えてくれた児童と一緒に

最後に体験として、習字を行うクラスに参加しました!
漢字を一生懸命に筆で書き上げる児童たちに驚きの声が上がっていましたが、ここで各クラスの先生方から研修員や国の名前を漢字にして書いてプレゼントしてあげようと児童に提案があり、思わぬプレゼントとなりました。「マイケル=間井毛留」といった当て字から国名「ミャンマー=緬甸」など初めて見る漢字を一生懸命書いてくれた児童と初めて自分の名前を漢字で表現された研修員との交流の中で、児童から教えられながら自分の名前を漢字で書き上げる研修員もおり、達成感に満ちた時間となりました。

交流した児童からは、「海外の人たちと関わることができて外国に興味がもてた」「JICAの活動をもっと知りたくなった」等々の感想が聞かれました。学校からも「外国の方と交流も持つことは児童にとって国際理解を深めるのに貴重なプログラムであり、今後もこのプログラムを受け入れていきたい」とのコメントをいただきました。

また、訪問した研修員からは、「見知らぬ外国人の私たちをあたたかく迎えてくれて感激した」「日本で次の世代をどう育てているか垣間見ることができた。日本の文化を知る貴重な体験になった」「先生が堅苦しくなくやさしく指導していて、子どもたちがリラックスして楽しみながら学んでいるのがとてもいいと思った」「子供たちの笑顔が印象的だった。とてもいい教育を受けていると感じた」などの感想が聞かれています。

JICA横浜では「世界をもっと知りたい!」「自分に出来る国際協力」「途上国ってどんなところ?」にお答えするため、「研修員の学校訪問プログラム」をはじめ、様々な開発教育プログラムをご用意しております。詳しくは下記、関連リンクをご覧ください。