ザンビア全国カイゼン大会の開催

2018年2月23日

2018年2月15日~16日、ザンビアにおいて第7回全国カイゼン大会が開催されました。ザンビア国内でカイゼン活動に取り組む企業が、大会の主催者であるザンビアカイゼン機構による書類審査、現場審査を経て、全国カイゼン大会のヒノキ舞台に登壇し、過去1年間のカイゼンの実績を発表します。

コンテスト形式で行われた今大会には、合計13企業(製造業8社、非製造業5社)、19チームが参加し、製造業及び非製造業に分かれて、それぞれのカイゼンストーリーを競い合いました。そして、審査の結果、総合優勝は、同点となった製造業2チームが獲得しました。優勝トロフィーは1つしかありません。優勝したチームは、6ヶ月間ずつ手元に置いて飾るとか…

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優勝して、トロフィーを分かち合う2チームの参加者

世界レベルの品質を手に入れるためのカイゼン

ザンビアでは、銅に依存しない産業の多様化が、経済成長のための重要な課題となっています。しかしながら、ザンビアの企業の多くは、競争力が不足しており、国際市場はもとより、国内市場においてすら外国資本の大企業にほぼ独占されています。そのような背景の下、JICAでは、2009年にシニア海外ボランティアを派遣し、ザンビアにカイゼンを紹介しました。それ以降、専門家派遣やプロジェクトを実施し、現在は「品質・生産性向上(カイゼン)展開プロジェクト・フェーズ2」を通じて、カイゼンの指導員を育成しています。また、5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)、QCC(Quality Control Cycle:品質管理サイクル)、7QCツール(品質管理7つ道具)、TQM(総合的品質管理)などのカイゼンツールを民間企業及び政府機関に導入し、品質・生産性の向上にかかる支援を行っています。

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「品質・生産性向上(カイゼン)展開プロジェクト・フェーズ2」の足立専門家によるカイゼンの講義を聞く民間企業のスタッフ

継続は力なり

ザンビアでは、「カイゼン」は「Continuous Improvement」(継続的な向上)という英語に訳されていますが、最近、カイゼンという日本の言葉の知名度が徐々に上がってきています。人々は、カイゼンの基本となる5Sや「作業の無駄取り改善」などを通じて、継続することの大切さを学び、工夫を凝らしています。その継続的な考察と行動が、企業の競争力をつけるための土台になります。今後は更に、ISO(国際標準化機構)の認定制度を導入し、より多くの企業が世界基準に見合う品質・生産性を獲得するためのカイゼンにも取り組んでいく予定です。

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足立専門家から、カイゼン活動にかかるアドバイスを受ける企業のスタッフ。