橋梁維持管理能力向上プロジェクトフェーズII 詳細計画策定調査の実施

2018年7月18日

人々の生活や経済活動をつなぐ橋。ザンビアには460以上の橋梁が存在します。内陸国であることから貨物輸送の大部分が道路・橋梁を通じて行われるため、損傷や摩耗が激しく、その寿命を延ばし、安全性と輸送効率を高めるためには、定期的なメンテナンスが必要とされています。しかしながら、ザンビアにおいては、これまで橋梁の維持管理がほとんど行われていませんでした。

道路開発庁(RDA)はJICAの協力の下、2015年2月から2017年8月にかけ、橋梁維持管理能力向上プロジェクト(フェーズI)を実施し、ザンビアで初めて体系的な橋梁の維持管理能力の習得に取り組みました。

この取り組みは、RDAの橋梁維持管理サイクル(日常維持管理、点検、補修)の実施のため、外部発注契約の管理も含めたRDAの橋梁維持管理計画・実施に関する組織的能力を向上させることを目的としていました。

2018年5月14~29日にかけて、同プロジェクトのフェーズIIの詳細計画策定調査が実施され、プロジェクトの枠組みを定めるための情報収集と協議が行われました。本調査を通じ、実施機関であるRDAや、住宅インフラ開発省、国家建設協会、国家道路基金庁等関係機関との協議や、橋梁の維持管理状況の視察が行われました。その結果、フェーズIIでは、フェーズIにおいてルサカで導入した日常維持管理技術を他地域のRDAエンジニアにも広め、加えて補修と点検を含む橋梁維持管理サイクルの全てにかかる能力向上を目指すことで合意しました。さらに、日本の同分野での先進的な技術や経験の導入や活用も図られる予定です。

5月29日には、チャールズ・ムショタ住宅インフラ開発省次官、エリアス・ムワペ道路開発庁(RDA)長官と、JICA社会基盤・平和構築部運輸交通・情報通信グループ金縄知樹課長が、協議議事録(Minutes of Meeting)に署名を行いました。プロジェクトは2019年初頭に開始される予定です。

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協議議事録に署名後握手するムショタ住宅インフラ開発省次官とJICA金縄課長

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ジンバブエ国境に位置する、日本の無償資金協力で建設されたチルンド橋の維持管理状況を視察する調査団

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ジンバブエ国境に位置する、日本の無償資金協力で建設されたチルンド橋の維持管理状況を視察する調査団