【技術協力プロジェクト】DSAPの取り組み4:カロモ郡での産後出血(PPH)対策

2019年10月2日

ザンビアにおいて、妊産婦死亡は優先課題の一つです。2015年には、出生100,000件に対して産婦224人が亡くなっています。その中で、産後出血(postpartum haemorrhage, PPH)は妊産婦死亡の主な死因の一つです。通常のお産でも出血を伴いますが、産後出血は、一般的に「分娩後24時間以内に起こる500mL以上の失血」と定義されます。死亡例は分娩後24時間以内に最も起きやすいとされています。その多くは、分娩時の適切な時期に子宮収縮薬を使用し、管理することで防ぐことができます。大量の出血が起きる要因は、子宮弛緩が最も多いと言われています。