第1回 消化管内視鏡ワークショップの開催

2023年8月7日と8日、ティンプーの国立中央病院(JDWNRH)にて、第1回消化管内視鏡ワークショップを開催しました。

プロジェクトでは、Train-the-trainer (TTT)の開催や、内視鏡技術研修を通じた人材育成を実施し、適切な検査・診断・治療を提供できる体制を強化します。今回のワークショップには、国立中央病院(JDWNRH)および他県から15名の医師が参加し、スクリーニング内視鏡ハンズオンセミナー、早期上部消化管癌患者に対する診断・治療内視鏡検査のライブデモンストレーションが行われました。また今回参加できなかった関係者が視聴できるように、九州大学病院アジア遠隔医療開発センター(TEMDEC)のご協力を得て、YouTubeでの限定配信も実施しました。今後も継続してワークショップを開催し、日本の専門家の最新の医学知識や経験を共有する事で、ブータンの人材育成に貢献します。

ブータン国では主に外科医が内視鏡を実施しています。 現首相であるロテイ・ツェリン首相は外科医でもあり内視鏡を実施していますが、今回のワークショップには大変興味を示され、2日間に亘り参加されました。

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大分大学医学部環境・予防医学講座 山岡吉生教授開会の辞
ロテイ・ツェリン首相(左壁側、奥から二人目

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大阪国際がんセンター 消化管内科 上堂文也副部長による講義

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福岡大学筑紫病院 内視鏡部 八尾建史教授による内視鏡指導

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ワークショップ参加者

※山岡教授のお名前の「よし」は漢字で「土のしたに口」と記載しますが、当ホームページでは同文字に対応していないため、「吉」で代用させていただきます。