バングラデシュOVの会は1991年に発足された、青年海外協力隊バングラデシュのOB・OGで組織された会です。現在までの活動は、サイクロンシェルター建設のためのフィージビリティスタディ(※)、在日バングラデシュ人へのサポート、「協力隊まつり」「グローバルフェスタ」などの国際協力イベントへの出展、OB・OG間の親睦などです。最初に派遣された1973年は独立した71年からわずか２年しかたっていない、まだ混迷の続く中でした。その時代より隊員たちは次の隊員たちへとその襷を引き継ぎ、今年派遣から50周年を迎えます。途中2016年には首都ダッカで日本人も巻き込まれたテロ事件が起こり、その影響で協力隊の派遣は中止となっていました。しかし、この節目の年にJICA海外協力隊として再派遣が決まり、その襷は昭和から平成、そして令和の隊員へ引き継がれました。当会は引き続き、バングラデシュとの関係を深めていきたいと考えています。
※実現可能性を調査・検証すること。
(左)バングラデシュOVの会のメンバー(右)バングラデシュ50周年記念パーティの様子。登壇しているのは元語学講師のアザド(Munshi K. Azad)先生(Photo=飯渕一樹・本誌)
Text&写真提供＝佐藤利哉さん
