理学療法士

「理学療法士」隊員とは?

病院や障害児者施設、特別支援学校、地域などで、患者への理学療法、CBR(地域社会に根ざしたリハビリテーション)活動の実践・普及などを行います。対象は小児から高齢者までとなりますが、年齢層や疾病は派遣される国や地域の特性によって異なっています。

<活動内容例>
  • 入院/外来患者に対する理学療法への支援
  • 地域や家庭の訪問/巡回指導の実施
  • CBR活動の実践/普及
  • スポーツリハビリテーションに関する指導
患者に理学療法を行う隊員(ベトナム)
高齢者に対し運動療法を行う(ペルー)

「理学療法士」隊員には何が必要?

理学療法士の国家資格及び3年程度の臨床における実務経験が必要です。要請内容によっては、特定の疾患に関する知識や実務経験が求められる場合もあります。

開発途上国においては、小児リハビリテーションの実習経験・実務経験があると、対応できる活動の幅が広がります。
理学療法士として、JICA海外協力隊の応募を検討している方は、応募前から小児分野の実習・実務経験を積まれることをお勧めいたします。

「理学療法士」隊員のシゴト Q&A

地域でのリハビリテーション活動をしたいと考えていますが、どういった勉強や経験をした方がよいでしょうか。

要請の中には、地域や家庭を巡回し、リハビリテーション指導を行う活動もあります。世界で主流となっているCBR(Community Based Rehabilitation;地域社会に根ざしたリハビリテーション)に関する勉強をしておくと途上国で活動する際に役立ちます。また、地域リハビリテーションの実務経験は必ずしも求めていませんが、訪問リハビリテーションや家屋調査などの経験があると、活動の幅が広がります。

小児の要請が多いと聞きましたが、どのように要請を選んだらよいでしょうか。

要請の中には小児対象の要請もありますが、成人や高齢者対象の要請もあります。また、活動場所や患者の疾患なども要請によって様々ですので、これまでの経験や知識を活かせる要請を選ぶことがポイントです。

理学療法士の資格を持っていますが、「特別支援学校・学級」で活動をしたいと考えています。どのように職種を選んだらよいでしょうか。

これまでの経験や知識を活かせるかどうかが職種を選ぶポイントです。「障害児・者支援」、「理学療法士」の要請の中には、特別支援学校・学級で活動を行うものもありますので、要請内容をチェックしてみましょう。

臨床における実務経験は介護老人保健施設しかありません。高齢化社会でない国でも活動できるでしょうか。

要請の中には専門病院だけでなく、障害児者施設で活動を行うものもあります。したがって、理学療法士が行う身体評価、家屋評価や運動療法、歩行や日常生活活動の練習等で十分に活動できます。

海外で取得した理学療法士の資格を持っているのですが、応募可能でしょうか。

応募にあたり日本の国家資格を取得していただくことが必要です。

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