【スリランカ⇔奈良県】スリランカの子どもたちと英語で交流してみたい!!-橿原市立真菅小学校

2024年3月11日、橿原市立真菅小学校6年生は、スリランカのコロンボにあるサムデュラデーヴィ・ガールズ・スクールの中学2年生の生徒たちとの交流を行いました。スリランカでは、JICA海外協力隊の狐野良勧(このりょうけん)さんが教育省配属の隊員として音楽の職種で派遣されており、同校は狐野さんの巡回指導先の学校の1つです。今回は、狐野さんによる西洋音楽の授業を選択している10人の生徒と交流をしました。この交流は、真菅小学校6年生が(クラスごとに)4回にわたって行う、海外の子どもたちとの交流の最終回となりました。

この交流では、まず真菅小学校の6年生からの発表があり、その後サムデュラデーヴィ・ガールズ・スクールの生徒の歌の披露がありました。

真菅小学校の子どもたちは、クラスの全員が手分けをしながら発表を行いました。6年生ですが、日ごろから練習している英語を使って、事前に作成した資料をもとに、グループごとで神社、京都タワーなど名所や住んでいるところ、日本文化の紹介をしました。発表のテーマは、「私たちのまち」「日本について」「私たちの最高の思い出」などです。資料上の写真だけでなく、いちごや折り鶴などの実物を見せると、スリランカの生徒たちが隣の生徒とそれについて話し合っている様子が見え、興味深そうにしていました。スリランカの生徒たちは音楽を選択しているため、特に音楽会の演奏の動画を見ているときには大きな拍手がありました。また、橿原市の特徴や名物に関連したクイズを出し、スリランカの生徒に答えてもらいました。真菅小学校の子どもたちはクイズを盛り上げ、「楽しく楽しく!」と声を掛け合い、スリランカの生徒が答えるたびに、みんなで大喜びしているのが印象的でした。また、ソーランを一部披露し、スリランカ側から「どっこいしょ、どっこいしょ」「ソーラン、ソーラン」と掛け合いをしてもらいました。

スリランカの生徒も、シンハラ語と英語の歌を歌ってくれました。真菅小学校の子どもたちは画面に近づき、楽しんで聞いていました。

日本の小学校6年生が英語で発表をするのは勇気がいることだと思いますが、頑張ってやったことで、お互いが文化の特徴や違いを楽しみ、仲良くなることができましたね。交流のあともお互いzoomに近づき、手をふったり笑顔を見せたりして名残惜しそうにしていました。お互いが身近な存在に感じ、仲良くなれたようです。真菅小学校の先生からは、「オンラインで同年代の生徒と交流することができ、自信をつけた様子だった。異文化についてより身近に感じることができた」との感想がありました。

(以下写真は、講師・依頼主双方から、webサイトでの使用許可をとってあるものです。写真は、必要に応じて一部加工しています)

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地域紹介とクイズの様子

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スリランカの生徒が歌を披露しました。