田中理事長とアンゴラ帰国研修員及び第三国専門家(ブラジル)との懇談会

2024.05.14

田中明彦理事長のアンゴラ初訪問に合わせ、2024年3月2日、アンゴラ帰国研修員3名、及び第三国専門家(ブラジル、帰国研修員でもある)2名との懇談会を開催しました。帰国研修員が参加した研修分野は、それぞれ廃棄物管理、鉱物資源管理、宇宙情報技術強化、日系コミュニティ開発と多岐にわたり、また、参加した研修実施場所も、東京センター、中部センター、関西センター、九州センターとJICAの4つの国内拠点に分かれており、多様な経歴をもつ帰国研修員が一堂に集う機会となりました。

田中理事長と帰国研修員

 懇談会の冒頭、帰国研修員の皆さんから、JICAが研修機会を提供してくれたことに対する謝意が述べられ、記念品が贈呈されました。さらに、「日本の優れた知見に直接触れることが出来た」、「経験豊かな他国の研修員と意見交換できたことはとても有意義であった」、「研修参加当初、ことばや文化の違いに困惑したものの、研修参加者・関係者や日本人とコミュニケーションを図るうちに、次第に違いを受け入れることができるようになった」と、研修参加者・関係者への敬愛溢れるエピソードが披露されました。

アンゴラ帰国研修員から記念品贈呈

ブラジル帰国研修員から記念品贈呈

 これを受けて田中理事長から、アンゴラと日本は距離が遠く、日本ではポルトガル語話者が多くないという難しさもあるが、人と人との結びつきを広げ、お互いの理解を進めることが、どちらの国の発展にとっても有意義であるから、これからもアンゴラ、日本、そしてブラジルなどの相互交流に協力いただきたい、と応答がありました。

 帰国研修員たちは、日本での学びを活かして自国の課題改善に取り組む際に、日本と自国との状況の乖離による困難と直面します。今回の田中理事長との懇談を通じて、状況に応じて自国の将来に向けた課題改善の道を模索し、継続して貢献することが大事であることを実感した様子がうかがえました。アンゴラ事務所では、今後も研修事業を通じてアンゴラの将来を担う人材に多く日本に触れていただき、アンゴラと日本の活発な相互交流を目指します。

懇談会写真

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