日本体育大学とJICA海外協力隊連携派遣にかかる覚書を締結

2024.04.24

2024年4月24日、国際協力機構(JICA)と日本体育大学は、JICA海外協力隊連携派遣にかかる覚書を締結しました。本連携に基づき、同行から推薦を受けた学生等が、カンボジア王国のNGOハートオブゴールドに体育隊員として派遣されます。
主な活動先である国立体育教員養成校(National Institute of Physical Education and Sports:NIPES)は1988年に発足したカンボジアで唯一の体育教員養成教育機関です。本連携では、派遣された隊員が日本体育大学やハートオブゴールドの知見を活かしたサポートを受けながら、NIPESで実施されている体育授業のモニタリングや演習並びに実技の授業の補助、既存のシラバスの改訂などを実施します。
これらの活動を通して、カンボジアの体育教育の質向上を目指すとともに、日本体育大学や派遣された隊員のスポーツを通じた開発支援に関わる知見が蓄積されることが期待されています。
「日本体育大学は日本で唯一スポーツ国際学科を有しており、国際協力について学んでいる学生たちにとって今回の連携派遣は希望を与えられる締結だと思っている」と石井隆憲学長は力強く述べました。また今回の署名を機に双方が様々な形での協力を深めていきたいと言葉を交わしました。
JICAはグローバルアジェンダ「スポーツと開発」として「すべての人が性別や年齢、文化、社会的・経済的地位、障害の有無などに関係なくスポーツを楽しめる、それを等しく選択できる平和な社会の実現」を目指して取り組んでおり、本連携がこの取り組みに大きく貢献できるものと期待を寄せています。

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