プンプレック浄水場拡張計画

The Project for Expansion of Phum Prek Water Treatment Plant

終了案件

国名
カンボジア
事業
無償資金協力(交換公文(E/N))
課題
水資源・防災
交換公文(E/N)署名
2001年5月~
供与額
25.80億円

プロジェクト紹介

カンボジアの首都プノンペンでは内戦後のインフラ復興として、国際支援の下で上水道整備を進めていました。しかし、人口の増加に給水量が追いつかず、未給水人口は増加し続ける状況にありました。また水道施設の老朽化により、水質が世界保健機関(WHO)の基準を満たしていない点も指摘されました。この協力では、安全な水の供給量の増加を図るため、老朽化が著しかったプンプレック浄水場の改修と給水能力の向上を支援しました。これにより、この浄水場で生産された安全な水は貧困地域に優先的に給水され、貧困層の給水状況の改善に寄与しました。

協力地域地図

プンプレック浄水場拡張計画の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • プロジェクトサイトとなる無償資金援助で建設されたプンプレック浄水場の全景。本プロジェクトでは、配水能力50,000立法メートル/日の浄水施設の拡張、配水池の増設、配水ポンプの更新及び増設、原水取水ポンプの新設・更新、原水導水管路の敷設、薬品注入棟の建設等を行い、総配水能力を150,000立法メートル/日に拡張した。 

  • 本プロジェクトで新設した浄水池。 

  • 本プロジェクトで増設した配水池。 

  • 本プロジェクトで新設した薬品注入棟。 

  • 浄水処理に必要な薬品注入率を決定する為に使用するジャーテスター。本件では、水質試験器具も供与している。 

  • 処理前の水(左:原水)と浄水処理後の水(右)。プノンペンでは、WHOの飲料水基準を満たした水道水を給水している。 

  • トンレサップ川からの水を取水する原水取水ポンプ。本件では、老朽化したポンプ1台を更新し、更に2台を新設した。 

  • 配水ポンプ設備。35.0立法メートル/分の老朽化した配水ポンプ3台を更新し、更に、17.5立法メートル/分の配水ポンプを1台増設した。 

  • プンプレック浄水場の中央監視盤設備。 

  • プノンペン水道公社として、2010年9月にストックホルム産業水大賞を受賞。 

関連情報

関連・連携プロジェクト

関連・連携プロジェクトはありません。

本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。