橋梁架け替え計画

The Project for Reconstruction of Bridges

終了案件

国名
ブータン
事業
無償資金協力(交換公文(E/N))
課題
運輸交通
交換公文(E/N)署名
2001年5月~
供与額
17.13億円

プロジェクト紹介

山岳内陸国ブータンにとって、道路交通網は唯一の移動・輸送手段です。しかし耐用年数の過ぎた橋梁は、損傷や老朽化が著しく、橋桁の変形や橋のたわみが発生していました。資金的にも、技術的にも独自での架け替え実施が困難であったため、この協力では、特に大きな交通障害となっている国道1号線および4号線上の5つの老朽化した橋梁の架け替えを支援しました。これにより、沿線住民の教育施設や医療施設などへの安全なアクセスが確保され、地域生活の改善に寄与しました。

協力地域地図

橋梁架け替え計画の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 協力実施前の既存橋の様子。 

  • 協力実施前の既存橋の様子。 

  • 本事業で架け替えを実施したWachyzam橋。ウォンディ県ウォンディ市よりトンサ県トンサ市へ向かう途中にある。この橋の下流で建設中の水力発電事業で使用する石をこの橋の上流にて採石している関係で、石を積載したトラックが毎日何台も通る。そのため、砂埃がついているが、橋はしっかりとブータン国の経済開発活動を支えている。 

  • 本事業で架け替えを実施したWachyzam橋全景。ブータン国が発行した切手「橋」シリーズでこのWachyzam橋が採用された。 

  • 本事業で架け替えを実施したBijizam橋。トンサ県トンサ市手前の急流に架かっている。主要国道沿いにあるため、交通量も多い。ブータン国内を東西に移動する際には必ず本案件で建設した4つの橋を通る。もちろん、車輌だけでなく、子ども達も通学で活用している。 

  • 本事業で架け替えを実施したBijizam橋全景。 

  • 本事業で架け替えを実施したChamkar橋。ブムタン県ジャカール市の入り口に架かる。同ジャカール市には国内線の飛行場もできたので、益々多くの人々がこの橋を利用することになる。この橋は、日本ブータン国交25周年記念の切手に採用された。 

  • 本事業で架け替えを実施したChamkar橋全景。 

  • 本事業で架け替えを実施したKurizam橋。ブータン国東部の玄関口に位置するモンガル市手前(西から国内移動した場合)に位置する。モンガル市の開発が進み、人口が増えるにつれ、同橋の利用も増加傾向にある。標高約3700メートルの峠と標高約1500メートルにあるモンガル市の間にある谷を結ぶ橋である。 

  • 本事業で架け替えを実施したKurizam橋全景。 

関連情報

関連・連携プロジェクト

関連・連携プロジェクトはありません。

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