スラウェシ島地方水道整備計画(第3期)

Rural Water Supply Project in Sulawesi Island

終了案件

国名
インドネシア
事業
無償資金協力(交換公文(E/N))
課題
水資源・防災
交換公文(E/N)署名
2002年7月~
供与額
8.64億円

プロジェクト紹介

インドネシアでは1997年以降の経済危機により水道整備事業が著しく遅れ、依然として河川や浅井戸などから直接飲料水を得ている村落が多く、水系伝染病死亡率や乳幼児死亡率の高さが問題となっていました。日本はスラウェシ島を対象に、取水・浄水・配水施設や公共水栓の建設を支援しました。この協力(第3期)ではそのうち中央スラウェシ州4サイト、北スラウェシ州2サイトでの水道施設の建設を支援しました。これによりスラウェシ島住民への安全な水の供給が可能となり、公衆衛生の改善および女性や子どもの水汲み労働の軽減に寄与しました。

協力地域地図

スラウェシ島地方水道整備計画(第3期)の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 本事業は、地方部で遅れている水道整備を促進するために、スラウェシ島のIKK(郡都)において、水道整備(取水施設、浄水施設、送水施設、配水施設、給水施設の整備)を行う事業の第3期目で、2州6郡を対象として水道整備を実施。写真は対象地の一つIKK TOILIの浄水場全景。 

  • 本事業で整備した凝集・沈殿・急速ろ過池(IKK SAUSU)。河川から取水した水を急速ろ過方式で浄水する。 

  • 本事業で整備した高架式配水池および管理棟(IKK TOMPE)。 

  • プロジェクトでは6郡で合計178箇所に公共水栓を設置。写真はIKK PINOLOSIANの公共水栓。水源は湧水。 

  • 公共水栓(水源は河川表流水)。川に水汲みに行く必要が無くなった。 

  • 本事業で敷設した河川横断管(IKK DUMOGA) 

  • 本事業で設置した塩素滅菌装置(IKK BINANGGA) 

関連情報

関連・連携プロジェクト

関連・連携プロジェクトはありません。

本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。