プノンペン市周辺村落給水計画(第1期)

The Project for Rural Drinking Water Supply in Peri-Urban of Phnom Penh City

終了案件

国名
カンボジア
事業
無償資金協力(交換公文(E/N))
課題
水資源・防災
交換公文(E/N)署名
2002年6月~
供与額
7.84億円

プロジェクト紹介

約20年間に及んだ国内紛争の影響により、給水施設の整備が立ち遅れていたカンボジア。地方住民は、飲料水を雨水、河川水、池・湖等の自然水源の他、浅井戸、溜池に依存していましたが、水源は大腸菌などに汚染され、衛生状態の悪化による水因性疾患の発生率も高い状況でした。さらに乾期の水不足も深刻でした。日本は、本協力(第1期)により、人口も多く、特に優先度が高いプノンペン市周辺村落において、ハンドポンプ付深井戸の建設および鉄分除去装置の設置を支援し、地方給水率の改善に寄与しました。

協力地域地図

プノンペン市周辺村落給水計画(第1期)の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 本無償資金協力プロジェクトで建設された深井戸給水施設(ハンドポンプ井戸)。同プロジェクト(第1期)では、19村落の91ヶ所にハンドポンプ付給水施設を設置するとともに、井戸の維持管理や衛生教育を内容とするソフトコンポーネントを実施した。 

  • 本プロジェクトで建設された深井戸給水施設。写真の村では、雨期の大雨によるハンドポンプの浸水被害を避ける為、井戸のプラットフォームが高く建設された。 

  • 学校の敷地内に建設された深井戸給水施設。同給水施設には、地下水に含まれる鉄分の濃度を下げる為、鉄分除去装置が設置された。 

  • 深井戸給水施設の柵や屋根は、住民の負担により設置されている。 

  • 本プロジェクトで建設された全ての井戸には、井戸番号や飲料用施設であることが記載された名盤が設置されている。また、全ての井戸は、井戸番号、村落名、施設仕様等を記載した台帳により管理されている。 

  • 供与された掘削機。 

  • 給水施設の無いカンボジアの村落では、雨水等を水瓶に溜めて、生活用水として使用されている。 

関連情報

関連・連携プロジェクト

関連・連携プロジェクトはありません。

本プロジェクトの他の期・フェーズ