リロングウェ・デッザ地下水開発計画(第2期)

The Project for Development of Groundwater in Lilongwe-Dedza

終了案件

国名
マラウイ
事業
無償資金協力(交換公文(E/N))
課題
水資源・防災
交換公文(E/N)署名
2002年8月~
供与額
5.18億円

プロジェクト紹介

マラウイのリロングウェ県南東部とデッザ県西部は、給水率が低く、住民は主に沼地や河川の表流水や浅井戸を生活用水として利用しています。しかし、乾期には枯渇してしまうため、女性や子どもは水源を求めて遠距離の水運搬を強いられてきました。日本はこの協力の第1期において、2県を対象に、掘削機器などの調達と深井戸建設36本の建設を支援し、第2期でさらに深井戸141本の建設を支援しました。これにより各村落の住民の水汲み労働の負担が軽減されるとともに、安全な水の給水率が向上し、衛生状況や生活環境の改善に寄与しました。

協力地域地図

リロングウェ・デッザ地下水開発計画(第2期)の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 現地の様子。子どもたちも水汲みのお手伝い。年齢と力に合わせたサイズの水を運ぶ。 

  • 2004年に完成したリロングウェ県Chadza郡Katsabola村の深井戸ハンドポンプ。深さは約40メートル。 

  • 水汲みは女性たちの仕事。順番待ちでたくさんのバケツが並んでいる。 

  • 10〜20キログラムの水を、力を合わせて持ち上げる。なかなか手では持てない重さの物も、マラウイの女性たちは頭に載せて何でも運んでしまう。 

  • 無償資金協力で建設された井戸には「バケツスタンド」を設置。重たいバケツを持ち上げる助けになる。バケツスタンドを使えば、腰の負担を軽減してバケツを持ち上げることができる。 

  • 水汲みは重労働。深井戸ができる前は、遠くの小川や、手掘りの浅井戸から濁った水を使っていた。深井戸ができたことで、下痢などの水因性疾患が減り、水汲みにかかる時間も短くなった。 

  • 村の子どもたち。深井戸は、村の人々がアクセスしやすい場所に設置している。水は命の源だ。 

関連情報

関連・連携プロジェクト

関連・連携プロジェクトはありません。

本プロジェクトの他の期・フェーズ

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