黄河中流域保全林造成計画（第2期）

中国の黄土高原を中心とした黄河中流域では荒廃地が広がり、土砂流出、飛砂などによる農業生産の低下、農地の縮小などの被害が広がっていました。黄土高原と砂漠に囲まれた貧困地域である寧夏回族自治区では、砂漠化が進行し、風食、風砂による農牧業と住民生活への被害が深刻でした。この協力（第2期）では、約1780ヘクタールの植林と草本植栽などを支援しました。これにより、同自治区の植生回復とともに、現地農牧民への植林技術の普及、黄砂の飛散の抑制に寄与しました。