母子保健医療機材整備計画

The Project for Improvement of Basic Medical Equipment for Mother and Child Health Care Facilities

終了案件

国名
スリナム
事業
無償資金協力(交換公文(E/N))
課題
保健医療
交換公文(E/N)署名
2003年12月~
供与額
3.27億円

プロジェクト紹介

スリナムでは、乳児死亡率が高いレベルにあるため、社会的弱者となる母子を対象とした母子保健サービスの向上を短期政策に掲げ、医療従事者の育成と医療施設の整備を中心とする政策の実施に取り組んでいました。しかしながら、施設や機材の整備は予算の制約により見送られていました。この協力では、診療施設設備と医療機材の整備とともに医療従事者の育成を支援しました。これにより、各対象施設の医療サービスを提供する能力・体制の向上と、同国における乳児死亡率、妊産婦死亡率の改善に寄与しました。

協力地域地図

母子保健医療機材整備計画の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 乳児死亡率が1000人中27人と高いスリナム国においては、社会的弱者になりやすい母子への医療サービスの改善が不可欠である。 

  • 日本から10年近く前に供与されたレントゲン室や手術室の医療機器は、今も現役で活躍している。 

  • 麻酔器は同病院の手術室運営に不可欠な機材供与となった。 

  • 手術室で活用されている減菌器。 

  • 手術室で日夜勤務する看護師。 

  • X線診断装置は一日中稼動している。 

  • 医療器材の運営・維持管理のトレーニングを受けたスタッフが、医療機器の管理を担っている。 

  • 若手のレントゲン検査技師も多く勤務している。 

  • 供与された遠心分離機。検査室では20名近いスタッフが勤務している。 

  • 同国では細菌性下痢、デング熱、黄疸出血性レプトスピラ症などに苦しむ患者が多く、検査室の整備は重要である。 

関連情報

関連・連携プロジェクト

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本プロジェクトの他の期・フェーズ

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