水質検査体制強化プロジェクト

Strengthening Capacity for Water Quality Analysis and Monitoring System in Bangladesh

終了案件

国名
バングラデシュ
事業
技術協力
課題
環境管理、貧困削減
協力期間
2009年3月~2012年3月

プロジェクト紹介

バングラデシュでは、90年代の地下水の砒素汚染の発覚以降、安全な飲料水供給の観点から体系的な水質検査システム整備が重要となっていました。日本は、無償資金協力により公衆衛生工学局(DPHE)の中央、地方ラボラトリーの建設・整備を支援しましたが、この協力では、同ラボ職員の水質検査能力の向上と、日常業務を含めたラボの運営管理能力の改善を支援しました。また、既存給水施設の継続的な水質モニタリング体制の確立を目指し、DPHEの郡職員によるサンプリングから地方ラボでの水質検査に至る一連の水質モニタリング手順を提案しました。

協力地域地図

水質検査体制強化プロジェクトの協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 現場型水質測定器の使用方法を教えるC/P(ラボラトリー(水質検査場)スタッフ)。ラボラトリースタッフは、プロジェクトでは日本人専門家の研修生である一方、公衆衛生工学局(以下、DPHE)現場職員に対しては先生でもある。 

  • 現場型水質測定器の使用方法を教えるC/P(ラボラトリー(水質検査場)スタッフ)。DPHE現場職員は化学の知識がないため、わかり易い説明が重要。 

  • DPHE地方事務所職員に対する、水質モニタリングの説明会。新しい試みである水質モニタリングには、現場職員の十分な理解と協力が欠かせない。 

  • 中央ラボラトリー(水質検査場)への訪問者に、日本の無償資金協力にて供与された分析機材の説明を行うC/P。 

  • 水質検査機材のメンテナンスのトレーニング。簡単な機材の点検・確認はラボラトリー(水質検査場)職員が自ら行えるようにならなければならない。 

  • 水質分析トレーニングの風景。両者熱が入る。 

  • 水質検査において、測定結果の管理は大変重要である。プロジェクトの支援により、中央ラボラトリー(水質検査場)に監査チームが結成され、地方ラボラトリー(水質検査場)のデータ監査が始まった。 

  • プロジェクトの中間レビューに合わせ、C/P自身による現状課題、問題点の抽出が行われた。 

  • プロジェクトの進展に伴い、水質検査ラボラトリーの知名度・評判も向上し、バングラデシュ国内の全小学校井戸の水質検査調査をC/P組織が受託することとなった。 

  • C/Pへ、分析理論を説明する日本人専門家。水質分析能力を効果的に向上させるためには、操作方法だけでなく理論の説明も重要である。 

関連情報

関連・連携プロジェクト

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本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。

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