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マヤ族の村です。メキシコ合衆国ユカタン半島のカリブ海側に面したキンタナ・ロー州の内陸部にはマヤ族(ユカテコ族)居住地域があり、この地域は他の地域と比べて貧困度が著しく高くなっています。この地域では、主に焼畑でトウモロコシが自給用に栽培されていますが、地域のほぼ全体がカルスト地形であることから土壌の肥沃度は低く、農業による収入向上は難しくなっています。また、ここ数年はハリケーンや干ばつによる農作物の被害が続き、住民は必要な現金収入の多くを政府補助金や出稼ぎなどに頼っている状況です。
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支所で活動計画立案(C/Pと専門家)。本プロジェクトはマヤ族女性の生計向上のために、キンタナ・ロー州政府やメキシコ連邦政府が持つ支援スキームを効果的に組み合わせて、民芸品を対象とした支援プログラムを構築することを目的としています。この支援プログラムをより実効性の高いものにするため、専門家がマヤ族女性グループを対象に直接指導を行い、その活動結果を用いて支援プログラムの構築を行うことにしました。
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伝統的なハンモッグ編み技術を利用したバッグの試作品を作成しているところです。プロジェクトでは12のマヤ族女性グループを対象に、1)デザイン改善・民芸品作成技術、2)民芸品生産管理・販売プロモーション、3)組織形成・強化、の3分野で専門家による直接の指導を行いました。民芸品改善・開発支援では、女性グループの持っている技術や種々のリソースを活用し、現在持っているポテンシャルを最大限に引き出すことが重要です。商品のデザインをする際には、近隣の遺跡や博物館などを訪問して自身の民族の歴史と独自の文化に接し、マヤ族にゆかりのあるデザインを商品に盛り込むこと、また木の実や木材など身近な自然素材と、ハンモッグなど昔ながらの手法で生産されている材料の二つを積極的に使うことを心がけ、マヤ文化と地域の自然を取り入れたデザイン性の高い製品を生み出すことを学びました。
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協力者による指導の様子。民芸品改善・開発支援では、女性グループの持っている技術や種々のリソースを活用し、現在持っているポテンシャルを最大限に引き出すことが重要です。商品のデザインをする際には、近隣の遺跡や博物館などを訪問して自身の民族の歴史と独自の文化に接し、マヤ族にゆかりのあるデザインを商品に盛り込むこと、また木の実や木材など身近な自然素材と、ハンモッグなど昔ながらの手法で生産されている材料の二つを積極的に使うことを心がけ、マヤ文化と地域の自然を取り入れたデザイン性の高い製品を生み出すことを学びました。
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地元の自然素材を利用して作品を作る女性達。種子を使ってネックレスを作っています。
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伝統的なハンモッグ編み技術を使ってバッグを作成する女性。プロジェクト活動の結果、ユカタン州バジャドリッド市において最初の販売協力店を獲得し、続いてカンクン、リビエラ・マヤ、メリダ、メキシコ市などの高級民芸品店へのアプローチにより、徐々に顧客を増やしていくことが出来ました。改善・開発された民芸品の種類は、プロジェクト終了時には約40種類の商品ラインアップ、商品の色を考慮すると100点以上の商品が開発され、民芸品の種類は一段と増加・多様化しました。プロジェクトで試行販売し、取引が続いている店舗が10店以上あるという事実は、開発された民芸品の品質が高く評価されている結果と考えられます。
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手刺繍グループの女性と完成作品
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マヤ刺繍のバッグ、髪飾りなど
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店頭に並んだショールとバッグ
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販売店(Lamanai)