マングローブ環境情報センター(QEIC)開発プロジェクト

Qurm(Mangrove)Environment Information Center(QEIC)Development

実施中案件

国名
オマーン
事業
技術協力
課題
自然環境保全
協力期間
2012年1月~2013年12月

プロジェクト紹介

オマーンは、約1,700キロメートルもの海岸線を有し、そこに点在するマングローブ林を、家の建築資材、らくだなどの家畜の飼料、薬などに活用してきましたが、近年、海岸沿いの人口増加とそれに伴う食糧生産の拡大、さらには観光業の発展などにより、マングローブ林の伐採や家畜による荒廃が進んでいます。この協力では、同国に新たに設置される予定のマングローブ環境情報センター(QEIC)に対し、マングローブ生態系の持続的な管理を促進するための研修実施能力やモニタリング手法を開発するための人材育成を支援します。これにより、QEICを通じてマングローブ生態系の持続的な管理手法が同国、さらには周辺国へ普及することが期待されます。

協力地域地図

マングローブ環境情報センター(QEIC)開発プロジェクトの協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • マングローブ環境情報センター(QEIC)の建設が予定されているQurm Nature Reserve(QNR)の外観。QNRはオマーン国初のラムサール条約登録湿地に指定される予定であり、プロジェクトでは申請手続きを支援。 

  • カウンターパートと実施した水生生物の採取調査の様子(プロジェクトで作成した地引網を使用)。 

  • カウンターパートによる栄養塩の水質分析の様子(供与した分析機器を使用)。 

  • カウンターパートが水質調査の方法を研修生に指導。 

  • 現地専門家の支援の下、実施した鳥類調査の様子(供与したカメラやテレスコープを使用)。 

  • 本邦研修で実施した、マングローブ林の植生調査の様子。 

  • 植林したマングローブの維持管理作業(海藻の除去)を小中学生に指導。 

  • 地域の女性グループと協同で実施したマングローブの植林活動。 

  • 小・中学生を対象にしたマングローブ生態系に係る環境教育。 

  • 国際ワークショップの参加者との、マングローブ生態系の保全・管理に係るグループ討議。 

関連情報

関連・連携プロジェクト

関連・連携プロジェクトはありません。

本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。

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