マラリア対策計画

The Project for Malaria Control

終了案件

国名
モザンビーク
事業
無償資金協力(交換公文(E/N))
課題
保健医療
交換公文(E/N)署名
2007年1月~
供与額
4.49億円

プロジェクト紹介

モザンビークの乳幼児死亡率の高さは深刻で、特に主要疾患の中でも最も死亡率が高いマラリアは、同国民の健康に重大な影響を及ぼしています。マラリア予防のため、同国政府は妊産婦と5才未満児に対する蚊帳の普及率を2009年までに95パーセントとする目標を掲げています。この協力では、5州(カーボデルガード州、ナンプラ州、マニカ州、ソファラ州、イニャンバネ州)の妊婦を対象に無料配布する長期残効型蚊帳(605,000帳)の整備を支援しました。これにより、対象地域における妊婦のマラリア罹患率の低下に寄与しました。

協力地域地図

マラリア対策計画の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 本協力で配布された蚊帳を同僚に説明する郡の保健センターの看護婦。妊産婦検診(ANC)を受ける妊婦に蚊帳を配布する時には、正しい蚊帳の使い方を教える必要がある。 

  • 保健センターにおいて、本協力で配布された蚊帳(中央)の使用方法について妊婦(左側)に説明を行う看護婦。 

  • 妊婦には蚊帳の使用方法マニュアルも併せて配布する。マニュアルには字を読めない人でも理解できるようにイラストも描かれている。 

  • 蚊帳の使い方を妊婦にわかりやすく絵を使って説明する看護婦。蚊帳を供与するだけではなく、使用方法を教えることが肝要である。マニュアルを渡すだけでは内容を理解できない妊婦も多いために、妊婦が理解できるまで丁寧に教える。 

  • 長期残効型蚊帳を実際に触って材質を確認する妊婦。これまで郡内で販売されている蚊帳と比べると品質が優れており、妊婦も安心して使える。 

  • 蚊帳配布記録簿に記帳する看護婦。しっかりとエンドユーザーまで蚊帳が届けられたかを確認する証拠でもある。 

  • 保健センターの蚊帳配布記録簿(イニャンバネ州)。 

  • 妊産婦検診(ANC)受診簿と蚊帳配布記録簿を突き合わせて確認する看護婦。 

関連情報

関連・連携プロジェクト

関連・連携プロジェクトはありません。

本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。