ブジュンブラ市内医療設備整備計画

Project for Improvement of Health Facilities in Bujumbura City

終了案件

国名
ブルンジ
事業
無償資金協力(贈与契約(G/A))
課題
保健医療
贈与契約(G/A)締結(供与期限)
2009年2月~
供与額
2.3億円

プロジェクト紹介

内戦により基礎的社会サービス体制が崩壊したブルンジ。中でも保健医療分野は、極端な人材不足、医薬品・医療機材の老朽化や不足・不適切な運営管理といった多くの問題を抱え、各種の保健指標は周辺国と比較して劣悪な状況にあります。同国政府は、母子保健サービス向上のため、2006年に妊婦・5歳未満児の診療を無料化しましたが、この結果、特に首都ブジュンブラ市の公立病院へは全国から患者が集中し、十分に対応できない状況となりました。この協力では、首都の3ヵ所の病院と9ヵ所の保健センターにおいて、産科関連部門の医療・分娩関連機材の整備を支援しました。これにより、同国の母子医療サービスの改善・強化に寄与しました。

協力地域地図

ブジュンブラ市内医療設備整備計画の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • プランス・レジャン・シャルル病院(以下、PRC)の外観。PRC は保健省が管轄するトップレファラル病院。 

  • PRC病院の新生児集中治療室。贈与された保育器を活用し、1,000グラムに満たない低体重児の救命実績もある。年間4千件を超える分娩を行う。 

  • PRC病院の婦人科病室。帝王切開後の産婦はこの病室に入院する。贈与された患者ベッドにより、病室の環境が大幅に改善された。 

  • カメンゲ大学病院の新生児集中治療室。贈与された保育器、患者モニター、吸引器などを活用し、国内で最も優れた新生児治療ができるようになった。 

  • カメンゲ大学病院の新生児処置室。本協力により機材の不足が解消し、十分な出生直後の新生児蘇生や保温下での治療ができるようになった。 

  • プランス・ルイ・ルワガソレ病院の外観、ブジュンブラ市の中心部に位置する中規模病院。 

  • プランス・ルイ・ルワガソレ病院の分娩室。 

  • ムタクラ保健センターの外観。ブジュンブラ市内の保健センターの多くは同じレイアウトの建物になっている。 

  • カメンゲ保健センター。贈与された分娩台やインファントウォーマとともに、その他必要な器具が良く整理されている。24時間分娩が可能である。 

  • カニョシャ保健センターの患者待合室。本協力により機材が整備され分娩サービスが始まったことで、患者数が増加している。 

関連情報

関連・連携プロジェクト

関連・連携プロジェクトはありません。

本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。