ダッカ市廃棄物管理低炭素化転換計画

The Programme for Improvement of Solid Waste Management in Dhaka City toward the Low Carbon Society

終了案件

国名
バングラデシュ
事業
無償資金協力(贈与契約(G/A))
課題
環境管理
贈与契約(G/A)締結(供与期限)
2009年2月~
供与額
12.15億円

プロジェクト紹介

人口急増と経済発展により、増大する廃棄物の管理が大きな社会的課題となっているバングラデシュの首都ダッカ市。同市内の廃棄物を収集・運搬する車輌の不足および保有している車輌の老朽化が大きな課題の1つとなっていました。この協力では、途上国の開発および気候変動対策支援の一環として実施している環境プログラム無償により、同市に対し温室効果ガスの排出がより少ない廃棄物収集車輌(100台)の供与および車輌の維持管理を行うワークショップの建設などを実施しました。これにより、同市における廃棄物収集・運搬能力強化に寄与しました。

協力地域地図

ダッカ市廃棄物管理低炭素化転換計画の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 廃棄物収集車輌(車種1)コンパクター:今回の環境プログラム無償で供与した低炭素型廃棄物収集車輌の3つの車種の内の1つ。日本でも広く活用されているコンパクターという車種で、背面からゴミを直接入れてその場で圧縮・運搬するもの。供与された全100台中35台がコンパクター。 

  • 廃棄物収集車輌(車種2)アームロール:大型の廃棄物保管用容器(ボックス)を運搬するための車輌。市場等1箇所で大量のゴミが発生する箇所に配置している。全100台中20台がアームロール。 

  • 廃棄物収集車輌(車種3)コンテナキャリアー:アームロールと比較して小型の廃棄物保管用ボックスを運搬するための車輌。一般家庭ゴミ収集用に活用している。全100台中45台がコンテナキャリアーで、天然ガス(CNG)を燃料としている。 

  • 街中を走る廃棄物収集車輌:庶民の交通手段であるリキシャに囲まれつつ処分場へ向かう収集車輌(コンパクター)。 

  • 廃棄物積み込み作業1:各家庭や事業所から集めたゴミをコンパクターに積み込んでいるところ。 

  • 廃棄物積み込み作業2:写真5と同じく各家庭や事業所から集めたゴミをコンパクターに積み込んでいるところ。ヘルメット及び作業服を来たドライバーが作業を行っている。 

  • 廃棄物処分場で廃棄物を降ろしている様子:最終処分場に着き集めたゴミを降ろしている様子(コンパクター)。 

  • E/N調印式:大使及びJICA所長が出席して行われたもの。 

  • 引渡し式1:シェイク・ハシナ首相、大使及びJICA所長が出席して首相府で開催されたもの。 

  • 引渡し式2:引渡し式で大使から首相に記念の鍵を渡している様子。 

関連情報

関連・連携プロジェクト

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本プロジェクトの他の期・フェーズ

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