初等理数科教育強化プロジェクト フェーズ2

Strengthening of Mathematics and Science Education in Nigeria Project Phase 2

終了案件

国名
ナイジェリア
事業
技術協力
課題
教育
協力期間
2010年6月~2014年2月

プロジェクト紹介

ナイジェリアでは、1999年から基礎教育普遍化政策を実施し、基礎教育の拡大を重視していますが、大学や教員養成校を卒業した教員でも実験に基づいた理数科の授業計画や授業実施能力・経験が不足していました。このような状況を踏まえ、初等理数科教育強化プロジェクト(フェーズ1)では、理数科分野の中核人材の育成(研修指導員)を行いました。この協力(フェーズ2)では、パイロット州における現場教員の地方研修実施と34州への研修拡大を支援しました。これにより、初等教育における教員の質の改善に寄与しました。

協力地域地図

初等理数科教育強化プロジェクト フェーズ2の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 伝統的な教師中心の授業の様子。教師は既存の知識を黒板に書き、一方的に話す、いわゆるチョーク&トーク型の授業が一般的である。 

  • 全ての子どもたちに教科書を配布できる学校は少ない。数冊の教科書をみんなで使うケースも多く、教師の指導力の向上が求められている。 

  • 全国教員研修所に建設されたSMASE(Strengthening Mathematics and Science Education:理数科教育強化計画)-INSET(In-Service Education and Training:現職教員研修)センター。ここで、全国の現職教員研修を行う指導員が育成される。 

  • ナショナルトレーナー(指導員)の模擬授業の様子。身近なものを教材として使い、生徒自身に経験を通じて考えさせる授業の実践を進めている。 

  • 中央研修(指導員養成研修)の様子。理科の授業で、体の仕組み・構造についてどのように教えるかを発表しているところ。 

  • 中央研修(指導員養成研修)の様子。算数の図形を教える授業で、身近なものを使った教材を作成しているところ。 

  • 地方研修(現職教員研修)の様子。養成された指導員が、各地で現職教員に対し研修を実施している。教員全てを対象とした実践的な研修は、SMASEがはじめて。 

  • 地方研修(現職教員研修)の様子。算数の図形の授業で使う教材をつくり、どのような授業を展開していくか、話し合っているところ。 

  • 地方研修(現職教員研修)の様子。身のまわりにあるものを使って、理科の実験を授業で実践する研修。実験は教師にとっても関心の高い活動のひとつ。 

  • 地方研修(現職教員研修)の様子。手作りの人体模型を使って、子どもたちにも分かりやすい授業を考えているところ。 

関連情報

関連・連携プロジェクト

関連・連携プロジェクトはありません。

本プロジェクトの他の期・フェーズ

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