国立産婦人科病院機材整備計画

The Project for Improvement of Equipment in the National Hospital for Obstetrics and Gynecology

終了案件

国名
ベトナム
事業
無償資金協力(贈与契約(G/A))
課題
保健医療
贈与契約(G/A)締結(供与期限)
2010年2月~
供与額
4.61億円

プロジェクト紹介

出産件数が増加し、産科需要がますます高まるベトナム。しかし、産婦人科病院は不足し、特に未熟児出産などの高度医療に対応できる施設は限られていました。先端医療サービスを提供するべき国立産婦人科病院の新生児室ベッド占有率は270パーセント超に達し、既存の施設規模では今後の需要に対応できず、さらに機材も老朽化が著しいため、最適な診療活動が行えない状況となっていました。この協力では、国立産婦人科病院に、高度産婦人科診療機材、そして産婦人科診療技術指導に必要となる研修機材を供与して、診療および人材育成機能の強化を支援しました。

協力地域地図

国立産婦人科病院機材整備計画の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 新生児部門、(G棟2階)NICUは4室あり、保育器は合計24台を有している。ほぼ全ての保育器に未熟児を収容している。 

  • 新生児部門、(G棟2階)正常な新生児はコットに収容されている。 

  • 手術部門、(G棟4階)手術台は7台あり、このほかにH棟4階に1台を有している。老朽化して錆が発生している。 

  • 罹患産科病棟、(G棟5階)病室は2患者で1ベッドを使用しており、需要を満たせていない。 

  • 感染管理部門、(I棟2階)蒸気滅菌装置は4台の滅菌装置を有しているが、この滅菌装置を更新する。 

  • 診察部門(A棟1階)救急処置室は診察台2台で患者の処置を行っている。 

  • 教育研修センター(E棟6階)E棟6階の小講義室にてモデルを使用した研修が実施されている。 

  • 救急車(部門共用)既存機材は2台で、2台とも既に70,000キロメートル以上を走行している。年間1,000件以上の出動がある。 

  • 既存建物 手前左がG棟で分娩、手術、新生児など主な医療サービス部門が集中している。右奥はH棟で画像診断部門と感染症対応の手術室、分娩室、病室がある。 

  • 旧C棟取り壊し前、既に使用されていない。 

関連情報

関連・連携プロジェクト

関連・連携プロジェクトはありません。

本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。