地場産品競争力強化のための包装技術向上プロジェクト

フィリピンにおいて農業は就業人口の約35パーセントを占める主要産業のひとつですが、GDPベースでは約13パーセントに留まっています。要因の一つとして、農産物収穫後の鮮度保持環境の未整備、輸送中の衝撃、振動、積圧などによる生産物の損失が挙げられています。今後人口増加が見込まれる中、食糧安全保障の観点からも流通の改善は急務です。この協力では、対象となる8品目の主要産地において、適切な輸送包装の設計および導入を支援します。これにより、収穫後の損失の削減を図るとともに、他の産品への普及を図ります。