地方行政支援プロジェクトフェーズ3

Local Governance and Decentralization Project Phase 3

国名
ブータン
事業
技術協力
課題
ガバナンス
協力期間
2011年2月~2014年8月

プロジェクト紹介

中央政府主導による地方行政が長く続いていたブータン。住民の意思を反映させた地方自治を実現するため、地方分権化の取り組みを進めていました。日本はこれまで、フェーズ1・2で地方自治体制度の構築を支援するとともに、総合人材育成計画(ICBP)に基づいた研修による関係職員の能力向上などの協力を行ってきました。この協力(フェーズ3)では、地方行政官と地方議員に対する研修実施体制の仕組み作りを支援しました。これにより、研修を生かした地方での開発計画の策定・事業実施に貢献しました。

協力地域地図

地方行政支援プロジェクトフェーズ3の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 人材育成のパイロットプロジェクトで購入したポテトチップ製造用のポテトスライス器を試している地区長と県の計画官。後ろは地区住民が面白そうに見ている。 

  • 人材育成のパイロットプロジェクトで完成したコーンフレーク機械の建屋のオープニングセレモニー。県副知事とJICAブータン事務所長そして地区長。 

  • 計画策定の研修トレーナー。地区事務所で研修を行っているのでトレーナーの2人は正装している。地区事務所には大学卒業の若い公務員が総務担当官(GAO)として配属されており、彼らがトレーナー研修を受けた後、地区の村代表者に研修を行っている。 

  • 計画策定の研修風景。大学卒業の若い公務員がトレーナーとなって地区長に対して研修を行っている。これまで見られなかった風景であり、ブータンの新たな国づくりの象徴とも見て取れる。 

  • 計画策定の研修風景。参加者は地区の村代表者たち。研修にゲームを取り入れて地区が行うプロジェクトの優先順位づけについて学んでいる。 

  • 3つの県の地区長と副地区長に対する研修風景。新たに選出された地区長たちにゲームを取り入れて研修を行っている。残念ながら女性の姿が見られない。 

  • 隣接する県のスタッフと地区長がパイロットプロジェクトの視察のためプロジェクトを実施した県を訪問したスタディーツアーの一コマ。野菜作りのプロジェクトについて熱心に聴いている。 

  • スタディーツアーに参加した地区の代表者たち。隣の県同士でパイロットプロジェクトの実施について意見を交換し交流をはかった。 

  • 地区センターを背景に津川専門家と地区スタッフ、そして住民の人たち。 

  • 地区センターを徒歩で数時間かけて訪問した。いまだ車で行けない地区もあり、地区センターを訪問するには歩くしかない。津川専門家に地区のGAO(総務担当官)と住民が同行した。 

関連情報

関連・連携プロジェクト

関連・連携プロジェクトはありません。

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