地方自治体計画策定能力強化プロジェクト

Project on the Capacity Development for Efficient Planning and Development Management in the Province of Dajabon

国名
ドミニカ共和国
事業
技術協力
課題
ガバナンス
協力期間
2011年12月~2015年12月

プロジェクト紹介

ドミニカ共和国は、観光業を主体として高い経済成長を遂げましたが、その恩恵は農村部や国境地域まで届かず、国内格差が広がっていました。同国政府は、格差を是正するため地方自治体法を制定しましたが、各自治体の規模の小ささや経験の蓄積不足のため、主体的な開発計画の策定は進んでいませんでした。この協力では、国境地域のダハボン県を対象として、開発計画の策定と実施能力の強化、そのための持続的な支援体制作りを支援しました。これにより、国境地域の各市において住民ニーズを反映した中長期的な開発計画が策定され、実施されることに貢献しました。

協力地域地図

地方自治体計画策定能力強化プロジェクトの協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • プロジェクトが実施されているダハボン県はハイチ国境の町だ。 

  • 2012年3月初旬、プロジェクトの説明のため、対象地域の市長を訪問した。 

  • 4月から地域アクターへの訪問を行った。政党の影響が大きいことで有名なドミニカ共和国では、プロジェクト成果でもある開発評議会のメンバーは、市長の所属政党の関係者に偏りやすい。訪問はそれを防ぐための活動のひとつだ。 

  • 第1回市長連合会の会合の様子。 

  • 地域アクターの参加のもと、「あるもの探しワークショップ」を実施し、地域のポテンシャルを再認識した。 

  • ボードに貼られたカードはそれぞれが地域自慢の資源。小さな市なのにあふれるばかりの地域の価値が住民から出された。「それをうまく使えば自分たちで地域をよくしていける!」と話すパルティドの市長。市長連合会の会長でもある。 

  • あるもの探しワークショップの結果を県レベルで共有するため、6月末に県レベル地域資源ワークショップを開催した。参加者は自分の住む町の豊かさに気付いた。 

  • ダハボンでは毎週2回、国際マーケットが開かれる。月曜日と金曜日、国際マーケットはハイチとドミニカの人々であふれる。写真は夕刻、大量の物資とともにドミニカ側からハイチへと戻るハイチの人々。 

  • 県レベル地域資源ワークショップでは市ごとに展示ブースを用意し、特産品を持ち寄って展示販売を実施。写真はダハボン市のブース。中央は先住民タイノ人の主食で、おいしいと評判のキャッサバせんべい「カサベ」。 

関連情報

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