村落給水事業実施・運営維持管理能力強化(RUWASA-CAD)プロジェクトフェーズ2

Rural Water Supply and Sanitation Capacity Development (RUWASA-CAD) Project Phase 2

終了案件

国名
タンザニア
事業
技術協力
課題
水資源・防災
協力期間
2011年9月2015年6月

プロジェクト紹介

地方部の給水率の向上を目指しているタンザニアでは、村落給水事業の実施と運営維持管理を国から県へ権限委譲する地方分権化政策が行われています。先に行われたフェーズ1協力では、県職員の能力強化を支援し、この協力(フェーズ2)では、さらに関係機関の能力強化を行っていくための体制の構築と併せて、パイロット地域の対象コミュニティにおける運営・維持管理を支援しました。これにより、コミュニティレベルにおける実践に基づいた給水・衛生事業に関する運営維持管理能力の向上に寄与しました。

協力地域地図

村落給水事業実施・運営維持管理能力強化(RUWASA-CAD)プロジェクトフェーズ2の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 2012年6月20日にダル・エス・サラームにて開催された第2回JCC会議での水省カウンターパートチームによる発表の様子。活発な意見交換の下、年次活動報告(特に活動の中心である「RUWASA-CAD研修の実施」と「補完教材の作成」について詳しく説明)と次年次の計画について説明・協議を実施した。 

  • 全国ワークショップにて説明を行うタンザニア水省地方給水局カウンターパート。プロジェクトの活動内容とそれを通じた水省によるCDコンサルテーションの方針の普及、情報共有を目的として開催した。全国の県給水衛生班(DWST)、州給水衛生班(RWST)、流域管理事務所(BWO)の代表者と水セクター関係者が出席し、参加者数は172名。 

  • 参加型研修の様子。ムトワラ県のClinical Officer Training Center(COTC)で実施したPCM研修。 

  • RUWASA-CADプロジェクトで実施した地方自治体の地方給水衛生プログラムに参加する職員向けの研修における実地研修風景。実地研修は、CLTS(Community Led Total Sanitation)という住民参加型の啓蒙活動(野外排泄:Open Defecation)をムトワラ県ジワニ村で実施した。自分たちの居住地のどこで野外排泄が行われ、それが結局のところハエなどの媒介で自分の口にする食物に戻ってくることを知り、自分たちの行為に「恥ずかしさ」や「嫌悪感」を強く感じさせ、野外排泄を止めさせることを狙った研修。 

  • RUWASA-CAD研修の様子。地方村落給水施設の運営維持管理支援にかかるアクションプラン(案)をグループワークにて作成中のDWSTメンバー。 

  • RUWASA-CAD研修の様子。研修終了後、水省地方給水局カウンターパートより参加者に受講証明書を授与。 

  • RUWASA-CAD研修の様子。地方給水衛生事業の実施能力の向上を目的として実施中。写真は研修フェーズ5「運営維持管理とフォローアップ」について研修受講中のタボラ州パイロット県の給水衛生班(DWST)メンバー。 

  • 水理地質図の作成と利用法についての研修を行う山田専門家。 

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