アバイ渓谷における道路防災点検の現地講義。道路に発生した歪みや亀裂、段差などの変状を確認している様子。(2011年10月15日)
カウンターパートによる地すべり講習会の様子。(2012年2月14日)
技術移転セミナーの様子。地形や地質が地すべりに与える影響や対策などについて、現地で確認・議論を行った。(2012年3月9日、プロジェクトのパイロットサイトであるアバイ渓谷にて)
現場での技術移転セミナーで、参加者が対策工のひとつである水平ボーリングの作業を見学している様子。(2012年3月9日、プロジェクトのパイロットサイトであるアバイ渓谷にて)
アバイ渓谷の地すべり箇所を調査する専門家。地すべりの原因となる雨水を排除するために作った側溝も、新たな地すべりによりひび割れた。(写真提供:今村 健志朗)
アバイ渓谷の地すべり箇所を調査する地すべり対策管理アドバイザー専門家(写真提供:今村 健志朗)
アバイ渓谷の地すべり箇所を調査する地すべり対策管理アドバイザー専門家(写真提供:今村 健志朗)
アバイ渓谷の地すべりの危険箇所。転落した白いトラックがみえる。(写真提供:今村 健志朗)
水平ボーリングで地すべりの原因となる地下水を排除した地すべりの危険箇所。(写真提供:今村 健志朗)
アバイ渓谷の地すべり危険箇所の中でも最も危険な難所。アバイ渓谷を通る国道3号線は、首都アジスアベバ(アディスアベバ)とスーダンを結ぶアフリカ縦断回廊の一部。産油国スーダンから輸入される原油燃料の約8割がこの道を通り、首都へ陸送されている。しかし、アバイ渓谷を通過する区間は、40.45キロメートルの道路延長の間に約1500メートル標高差のある険しい渓谷であり、同区間では雨季(6月から9月)に地すべりが繰り返し発生している。中には地すべり幅2キロメートルに及ぶ大規模なものもあり、道路機能そのものを脅かしている。(写真提供:今村 健志朗)