災害多発地域における道路技術改善プロジェクト

Project for Improvement of Road Technology in Disaster Affected Area

終了案件

国名
ミャンマー
事業
技術協力
課題
運輸交通
協力期間
2012年8月~2015年8月

プロジェクト紹介

ミャンマーの道路は、アスファルト舗装率の高い主要都市間道路を除き、浸水などに対して極めて脆弱です。特に、沿岸部のエーヤーワディ・デルタ地域は地盤が軟弱で、サイクロンや大雨などの災害による被害が大きくなっています。一方で、建設省における道路技術は基本的な内容にとどまっており、技術者が効果的な技術の知識を持たないまま、道路整備が進められています。この協力では、同地域に適応可能な道路整備にかかる能力強化を支援しました。これにより、災害多発地域の道路状況の改善に寄与しました。

協力地域地図

災害多発地域における道路技術改善プロジェクトの協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 現地政府により簡易舗装された現道。施工方法や施工管理方法の基準類が十分ではない上に、路床が支持力不足のため、舗装がいたるところで剥がれており、凹凸が激しい。 

  • 延々と続く土道。砕石を敷き詰めてあるが、路床の支持力不足のため、雨期にはぬかるんでしまい通行不能になる。 

  • 土道は乾季には通行可能であるが、車両走行後は土煙が著しい。 

  • これらの道路は、生活に供されており、登下校時には児童の往行が多い。 

  • 現行の舗装工事(路盤)の様子。 

  • 現行の舗装工事(路盤)。砕石を人力で敷き詰めている。 

  • 現行の舗装工事(路盤)。現場に搬入された礫(大きな石)を人力ハンマー作業で小割して、敷き詰める。ハンマー作業などの過酷な作業は男性が行い、軽作業は女性が行うように役割分担している。 

  • 舗装工事で使用する礫の運搬状況(頭に礫を載せての小運搬)。エーヤワディー地区は道路整備が遅れているため、発達している小運河を利用して運搬を行う。船からの荷卸しは人力であるため、礫のまま運搬し、現場搬入後に小割している。 

  • 新技術で建設された道路 

  • 中央訓練センターでは定期的に技術者への新技術の指導が行われている 

関連情報

関連・連携プロジェクト

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本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。

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